【高配当株ランキングTOP10|1日1銘柄】1926 ライト工業|営業利益は34%増 最終赤字はリーマン期の2回だけ

本記事にはプロモーション(広告)が含まれています。

分析

シリーズ「高配当株ランキングTOP10|1日1銘柄」第7回 / 全15回

独自に分析した日本株の高配当ランキングTOP10を、1日1銘柄ずつ取り上げていく連載の第7回です。今回は7位のライト工業(1926)。法面(のりめん)工事の専門ゼネコン。減点は2つともリーマン期の記録です。

ランキング全体はこちらの記事にまとめています。

このランキングは、配当利回り3%%以上・時価総額100億円以上などで絞り込んだ120銘柄を、企業の実力を測る加点9項目(27点満点)と、2008年からの全期間で配当が途切れた事実を数える減点8項目で採点したものです。データはIR BANKと株探から取得しています。

結論:総合20点(加点23 − 減点3)/予想利回り3.84%

動画でも解説しています

この記事と同じ内容を、グラフを見ながら12分ほどで説明しています。

減点3つは中身を見るとすべて15年以上前の記録で、直近の実力(利益率12.4%・自己資本71.5%・10期連続増配)とは切り離して読むべきものです。ただし来期は横ばい〜微減の会社予想で、成長の踊り場に見えます。

ライト工業(1926)の基本データ

市場・業種 東証プライム/建設業
株価 3,805円
時価総額 約1,635億円
予想配当利回り 3.84%
予想PER/PBR 13.2倍/1.85倍
決算期 3月31日
直近の実績 2026年 売上1,392億円・営業利益172億円・EPS288.49円
会社予想 2027年 売上1,380億円・営業利益169億円・EPS287.4円
本社 東京都千代田区九段北4-2-35
従業員数 連結 1,399名 (臨時420名) 単体 1,028名 (臨時163名)

株価・PER・PBR・予想利回りは2026年9月4日時点(株探)。業績はIR BANK。

どんな会社か

斜面の崩落を防ぐ法面工事や地盤改良を専門とする、特殊土木のゼネコンです。インフラの老朽化対策と、防災・減災の工事が需要の中心になります。

セグメントは建設事業のほぼ1本で、2026年3月期の建設事業売上は1,390億円(前期比+14.7%)。

連結従業員1,399名、平均年収940万円はTOP10で最も高い水準です。本社は東京都千代田区、連結子会社12社。

セグメント別売上高 2025/03 2026/03
建設事業 1212億 1390億
その他 286百万 189百万

9項目の採点

加点は◎3点・○2点・△1点・×0点の9項目、27点満点です。ライト工業の加点は23点でした。

項目 判定 実際の数字
1. 売上高の伸び ○ 全期間 年+4.2% / 直近4年 年+6.6%
2. 1株利益の伸び ◎ 全期間 年+13.0% / 直近4年 年+14.8%
3. 営業利益率 ◎ 12.4%
4. 自己資本比率 ◎ 71.5%
5. 営業キャッシュフロー ○ 19年間で赤字1回
6. 現金の量と伸び ○ 全期間で2.9倍 / 総資産の23.8%
7. 配当の増え方 ◎ 連続増配10期
8. 配当性向 ○ 50.3%
9. 株価の推移 ◎ 5年+92% / 1年+18.0% / 12か月線+1.4%(上昇)
加点合計 23 27点満点

19年分のグラフで見る

上から業績(売上高・営業利益・純利益)、配当(1株配当・配当性向)、キャッシュフロー(営業CF・フリーCF・現金)です。横軸は決算年度で、2008年までさかのぼっています。

1926 ライト工業 業績・配当・キャッシュフローの推移
出典:IR BANK(旧有価証券報告書を含む)をもとに作成

※ライト工業は株式分割を実施しているため、グラフの1株配当は分割調整後の金額です。直近実績を実額に直すと145.00円になります。

評価された点

  • EPSと営業利益率が◎。EPSは19年平均で年13.0%、営業利益率12.4%。建設業としては高い利益率です。
  • 2026年3月期は売上1,392億円(+14.6%)・営業利益172億円(+34.4%)と大きく伸びました。
  • 自己資本比率71.5%、配当は17年間減配ゼロ、連続増配10期。2010年3月期の8円から2026年3月期の145円まで増えています。

減点と弱点

減点は純利益が赤字-2点/営業CFが赤字-1点(合計3点)でした。

  • 純利益が赤字:-2点(19年で2回)、営業キャッシュフローが赤字:-1点(19年で1回)。いずれも2008〜2010年前後、リーマンショック期の記録です。その後は15年以上、赤字なしで来ています。
  • 現金は300億円ありますが、総資産に対する比率は23.8%とTOP10では低いほうです。

直近の四半期

2027/03期の第1四半期の進み具合です。

売上高(第1四半期累計) 295億円(前年同期比 -3.3%)
通期予想1,380億円 に対して 21.4%
営業利益(第1四半期累計) 33億円(前年同期比 +19.4%)
通期予想169億円 に対して 19.7%

気をつけたい点

  • 会社の2027年3月期予想は売上1,380億円(-0.9%)・営業利益169億円(-1.7%)と、わずかながら減収減益の想定です。予想配当性向は51%。
  • 第1四半期は売上295億円で前年同期の305億円から減少しました。工事の進捗による期ずれは起こりやすい業態ですが、進捗は21.4%です。
  • 公共工事の予算と、資材価格・労務費の動向に業績が左右されます。

配当の記録(17年分)

年度 1株配当 前年比 配当性向
2010年 2.00円 ― 17.8%
2011年 2.00円 +0.0% 48.6%
2012年 2.00円 +0.0% 25.1%
2013年 2.00円 +0.0% 21.4%
2014年 2.50円 +25.0% 13.3%
2015年 3.50円 +40.0% 16.0%
2016年 5.00円 +42.9% 17.8%
2017年 6.25円 +25.0% 19.4%
2018年 8.75円 +40.0% 28.1%
2019年 9.50円 +8.6% 30.6%
2020年 10.25円 +7.9% 30.1%
2021年 12.50円 +22.0% 30.0%
2022年 13.50円 +8.0% 31.0%
2023年 15.25円 +13.0% 32.0%
2024年 17.50円 +14.8% 41.6%
2025年 25.00円 +42.9% 46.7%
2026年 36.25円 +45.0% 50.3%

※株式分割の調整後の金額です。直近実績を実額に直すと145.00円。

この連載の記事一覧

上位15銘柄を1日1銘柄ずつ取り上げています。公開前の回はタイトルだけ先に載せています。

  1. 1位 村上開明堂(7292)|利回り3.50%・総合23点(09/05公開)
  2. 2位 あいホールディングス(3076)|利回り4.66%・総合21点(09/06公開)
  3. 3位 アクシーズ(1381)|利回り3.34%・総合21点(09/07公開)
  4. 4位 ミロク情報サービス(9928)|利回り3.16%・総合21点(09/08公開)
  5. 5位 アルゴグラフィックス(7595)|利回り4.96%・総合20点(09/09公開予定)
  6. 6位 立川ブラインド工業(7989)|利回り4.53%・総合20点(09/10公開予定)
  7. 7位 ライト工業(1926)|利回り3.84%・総合20点 ← いまここ
  8. 8位 ステップ(9795)|利回り3.83%・総合20点(09/12公開予定)
  9. 9位 ビーアンドピー(7804)|利回り3.65%・総合20点(09/13公開予定)
  10. 10位 オーテック(1736)|利回り4.10%・総合19点(09/14公開予定)
  11. 11位 フォーカスシステムズ(4662)|利回り4.14%・総合19点(09/15公開予定)
  12. 12位 サカイ引越センター(9039)|利回り3.94%・総合19点(09/16公開予定)
  13. 13位 PI(4290)|利回り4.04%・総合19点(09/17公開予定)
  14. 14位 ホクリヨウ(1384)|利回り3.62%・総合19点(09/18公開予定)
  15. 15位 サンドラッグ(9989)|利回り3.54%・総合19点(09/19公開予定)

本記事はIR BANK・株探で公開されているデータをもとに、独自の基準で機械的に採点した結果をまとめたものです。特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価や配当を保証するものでもありません。数値は2026年9月4日時点のもので、その後の決算発表や配当予想の修正は反映されていません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

コメント

タイトルとURLをコピーしました