・地合いは中立(TOPIX連動ETF 428.4円、20日線430円・100日線421円)
・監視64銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは4銘柄(日立製作所・ジェイエイシーリクルートメント・三ツ星ベルト・アイチコーポレーション)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは4銘柄(日立製作所 100株・ジェイエイシーリクルートメント 400株・三ツ星ベルト 100株・アイチコーポレーション 600株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが6銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は9銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの10月16日の終値は428.4円でした。前の営業日は421円だったので、7.4円、約1.8%の上げです。20日線は429.6円、100日線は421.1円です。前の日に大きな陰線で100日線の近くまで下げましたが、今日は陽線で戻しました。ただ、終値は20日線をわずかに下回ったままです。チャートを見ると、20日線そのものはまだ緩やかに上を向いています。株価は100日線の上にあるものの、20日線の下にいるので、今日の地合いは中立と判定します。新しく持つなら株数を落とすか、見送るのも選択肢という日です。
押し目から反発した4銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日立製作所(6501) | ◎ | 5,770円 | 5,553円(-3.8%) | 5,870〜5,987円 | 100株 |
| ジェイエイシーリクルートメント(2124) | ◎ | 1,114円 | 1,041円(-6.6%) | 1,187円 | 400株 |
| 三ツ星ベルト(5192) | ◎ | 4,230円 | 4,065円(-3.9%) | 4,645〜4,395円 | 100株 |
| アイチコーポレーション(6345) | ◎ | 1,437円 | 1,402円(-2.4%) | 1,488〜1,472円 | 600株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
次に、押し目から反発した銘柄の表です。今日は64銘柄の監視リストから4銘柄が出ました。日立製作所、ジェイエイシーリクルートメント、三ツ星ベルト、アイチコーポレーションです。どれも安値を切り上げる2番底を確かめています。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近高値と、損切り幅と同じだけ上の値です。資金100万円、許容損失3万円で計算すると、4銘柄とも100株以上持てます。ただしアイチコーポレーションは、損切り幅が狭いので計算上の株数は多いものの、資金100万円の上限で600株に頭打ちになります。三ツ星ベルトとアイチコーポレーションは、出来高が少なめという注意も出ています。
日立製作所(6501)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 5,770円(前日比+3.1%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 5,553円(-3.8%・1株217円) |
| 直近の高値 | 5,870円(0.5R) |
| 1R/1.5R | 5,987円/6,095.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 100株(損切り幅からは138株) |
| 時価総額 | 約257,663億円 |
| 決算 | 決算2026-10-28(12日後) |
日立製作所です。終値は5770円で、前日比3.1%の陽線でした。10月の初めから5600円台で小さな足が続き、前の日の陰線で5日線の下に押しました。今日の陽線で5日線を上抜けています。20日線は5555円、100日線は5159円で、100日線からは12%上です。損切りは5553円で、1株あたり217円、3.8%の幅です。すぐ上には直近高値の5870円があり、そこまでは損切り幅の0.46倍しかなく、上の余地は小さめです。この高値を超えられるかが分かれ目です。株数は100株で、損失は2万1700円、使う資金は57万7000円です。時価総額は約25兆8千億円の大型株です。決算は10月28日で、あと12日です。
ジェイエイシーリクルートメント(2124)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,114円(前日比+1.7%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,041円(-6.6%・1株73円) |
| 直近の高値 | なし(高値更新中) |
| 1R/1.5R | 1,187円/1,223.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 400株(損切り幅からは410株) |
| 時価総額 | 約1,771億円 |
| 決算 | nan |
ジェイエイシーリクルートメントです。終値は1114円で、前日比1.7%の陽線でした。9月の後半に大きな陽線で上げたあと、10月の初めは1040円前後で横ばいになり、20日線に近づきました。そこで安値を切り上げ、陽線が続いて今日も高値を更新しています。20日線は1053円、100日線は938円で、100日線からは19%上です。損切りは1041円で、1株あたり73円、6.6%の幅です。損切り幅と同じだけ上は1187円です。株数は計算上410株で、100株単位では400株、使う資金は44万5600円です。時価総額は約1770億円です。ふだんの値動きは2%と小さめです。決算の予定は、今のデータには載っていません。
三ツ星ベルト(5192)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 4,230円(前日比+0.5%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 4,065円(-3.9%・1株165円) |
| 直近の高値 | 4,645円(2.5R) |
| 1R/1.5R | 4,395円/4,477.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 100株(損切り幅からは181株) |
| 時価総額 | 約1,176億円 |
| 決算 | nan |
三ツ星ベルトです。終値は4230円で、前日比0.5%の陽線でした。8月に大きな陽線で4645円まで上げたあと下げ、9月の半ばと10月の初めに、100日線の4100円台まで2回押しました。2回目の安値が切り上がり、そこから陽線で5日線と20日線を上抜けています。100日線は4123円で、そこから2.6%上です。ただし、すぐ上に60日線の4242円があります。損切りは4065円で、1株あたり165円、3.9%の幅です。直近高値の4645円までは損切り幅の2.5倍あります。株数は100株です。出来高は1日7万株と、目安の30万株を下回り、値動きも1.3%と小さめです。時価総額は約1180億円です。
アイチコーポレーション(6345)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,437円(前日比+1.1%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,402円(-2.4%・1株35円) |
| 直近の高値 | 1,488円(1.5R) |
| 1R/1.5R | 1,472円/1,489.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 600株(損切り幅からは857株) |
| 時価総額 | 約928億円 |
| 決算 | nan |
アイチコーポレーションです。終値は1437円で、前日比1.1%の陽線でした。10月の初めに大きな陰線で100日線の近く、1400円台まで押しました。そこで安値を切り上げ、今日の陽線で5日線と20日線を上抜けています。いったん下げてから切り返す、ターンバックと呼ばれる形です。5日線、20日線、60日線が1425円から1432円に集まり、100日線は1403円です。損切りは1402円で、1株あたり35円、2.4%と狭い幅です。直近高値の1488円までは1.46倍あります。株数は計算上857株ですが、資金の上限で600株です。出来高は1日14万株と少なめで、値動きも1.2%と小さめです。
株数の決め方
株数の逆算をまとめます。資金100万円で、1回に失ってよい額を3%の3万円とします。これを1株あたりの損失幅で割ると株数が出ます。日立製作所は1株217円なので138株、100株単位で100株です。ジェイエイシーリクルートメントは73円で410株、100株単位で400株です。三ツ星ベルトは165円で181株、100株単位で100株です。アイチコーポレーションは35円と狭いので857株になりますが、600株で資金の100万円に届くため、600株が上限です。損切り幅が狭い銘柄ほど、株数は資金のほうで決まります。
型は出たが我慢する6銘柄
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 我慢する理由 |
|---|---|---|---|
| MIXI(2121) | 3,995円 | +3.0% | 100MAから+26%と離れすぎ |
| 大塚商会(4768) | 4,226円 | +2.5% | 100MAから+30%と離れすぎ |
| アマノ(6436) | 4,049円 | +1.1% | 前回高値4,077の直下(抵抗) |
| セガサミーHD(6460) | 3,384円 | +0.8% | 前回高値3,397の直下(抵抗) |
| バンダイナムコHD(7832) | 6,298円 | +2.9% | 100MAから+34%と離れすぎ |
| タカラトミー(7867) | 4,513円 | +2.0% | 100MAから+28%と離れすぎ |
続いて、型には近いものの我慢する銘柄です。今日は6銘柄でした。前回の高値のすぐ下にあるのが、アマノとセガサミーHDです。アマノは終値4049円で高値4077円の直下、セガサミーHDは3384円で高値3397円の直下にいて、どちらも高値が上値の壁になりやすい位置です。100日線から離れすぎているのが、バンダイナムコHDの34%、大塚商会の30%、タカラトミーの28%、MIXIの26%です。どれも今日は陽線でしたが、ここから持つと押したときの下げ幅が大きくなります。高値を抜けて落ち着くか、20日線まで押してくるのを待つ形です。
業種の偏りも見ておきます。今日、型が出た銘柄と我慢の銘柄を合わせた10銘柄のうち、最も多かったのは機械で3銘柄でした。アイチコーポレーション、アマノ、セガサミーHDです。情報・通信業のMIXIと大塚商会、その他製品のバンダイナムコHDとタカラトミーも、2銘柄ずつ並んでいます。同じ業種がそろって上げている理由は、このチャートからは分かりません。ただ、同じ業種の銘柄をいくつも持つと、その業種が崩れたときにまとめて損切りになりやすくなります。偏りが出た日は、持つ数を絞ると考えておくのが安全です。
空売りの型が揃った大型株9銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| 東京地下鉄(9023) | 1,431.5円 | 1,464円(+2.3%) | 1,399円 | 600株 |
| 中部電力(9502) | 2,565円 | 2,699円(+5.2%) | 2,431円 | 200株 |
| 住友電気工業(5802) | 2,121円 | 2,468.5円(+16.4%) | 1,773.5円 | 0株 |
| ジーエス・ユアサコーポレーション(6674) | 5,030円 | 5,668円(+12.7%) | 4,392円 | 0株 |
| フジクラ(5803) | 4,503円 | 5,666円(+25.8%) | 3,340円 | 0株 |
| ルネサスエレクトロニクス(6723) | 3,048円 | 3,908円(+28.2%) | 2,188円 | 0株 |
| JX金属(5016) | 3,114円 | 3,736円(+20.0%) | 2,492円 | 0株 |
| 古河電気工業(5801) | 3,366円 | 4,409円(+31.0%) | 2,323円 | 0株 |
次は空売りの型の表です。100日線の下で戻りが5日線の山をつくり、陰線で5日線を割った銘柄を並べています。今日は9銘柄が出て、表には8銘柄を載せました。損切りは戻りの高値、利確の目安は損切り幅と同じだけ下の値と、直近の安値です。今日はどの銘柄も、直近安値までの余地が損切り幅より小さく、利幅が足りません。資金100万円で持てるのは東京地下鉄と中部電力の2銘柄だけです。住友電気工業、フジクラ、古河電気工業などの6銘柄は、損切り幅が12%から31%と大きく、100株でも損失が3万円を超えます。20日線から12%以上下げてリバウンドに注意という銘柄も4つあります。
東京地下鉄(9023)

東京地下鉄です。終値は1431.5円で、前日比1.5%安の陰線でした。100日線は1448円で下を向いており、株価はその下にあります。9月の半ばに1540円台まで上げたあと下げ、9月の終わりに100日線を割り込みました。10月の初めに1415円の安値をつけてから1460円近くまで戻し、5日線の山をつくりました。今日の陰線で5日線を割った形です。損切りは戻りの高値の1464円で、2.3%の幅です。損切り幅と同じだけ下は1399円ですが、直近安値の1415円までは0.5倍しかなく、利幅が足りません。株数は計算上923株ですが、資金の上限で600株です。決算は10月30日で、あと14日です。
中部電力(9502)

中部電力です。終値は2565円で、前日比0.6%安の陰線でした。100日線は2868円、20日線は2720円で、どちらも株価の上にあり、20日線ははっきり下を向いています。9月の終わりに100日線を割り込んで下げ、10月の初めは2600円台で横ばいが続き、5日線の小さな山をつくりました。そこから陰線が2日続いて5日線を割り、今日は直近安値の2562.5円のすぐ上で終わっています。損切りは2699円で、1株あたり134円、5.2%の幅です。損切り幅と同じだけ下は2431円です。直近安値までの余地はほとんどありません。株数は計算上223株で、100株単位では200株です。決算は10月29日です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。まず、今日反発した4銘柄が5日線の上を保てるかです。陽線で上抜けた翌日に5日線を割ると、型は崩れます。日立製作所は直近高値の5870円、三ツ星ベルトはすぐ上の60日線4242円を超えられるかが焦点です。我慢の銘柄では、アマノが4077円、セガサミーHDが3397円の高値を抜けて落ち着くかを見ます。空売りの型は、5日線を陽線で上抜けたら崩れる合図で、中部電力は直近安値2562.5円を割るかが分かれ目です。地合いはTOPIX連動ETFが20日線の429.6円を取り戻せるかを見ます。日立製作所は10月28日が決算で、来週半ばから決算前後1週間に入ります。
まとめ
今日のまとめです。地合いは中立で、TOPIX連動ETFは陽線で戻したものの、20日線をわずかに下回ったままです。押し目から反発した型は4銘柄で、資金100万円で4銘柄とも100株以上持てる計算でした。ただし日立製作所はすぐ上に直近高値があり、三ツ星ベルトとアイチコーポレーションは出来高が少なめです。我慢の銘柄は6つ、空売りの型は9銘柄でした。ただし空売りの型は、過去の検証では負け越しています。型がそろうことと、実際に売買してよいことは別の話です。地合いや決算の日程も合わせて確かめてください。今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月16日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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