【高配当株ランキングTOP10|1日1銘柄】1384 ホクリヨウ|営業利益率21.5%・自己資本比率74.9%、それでも過去に2回の減配

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分析

シリーズ「高配当株ランキングTOP10|1日1銘柄」第14回 / 全15回

独自に分析した日本株の高配当ランキングTOP10を、1日1銘柄ずつ取り上げていく連載の第14回です。今回は14位のホクリヨウ(1384)。9項目のうち6項目が最高評価。ただし鶏卵相場で利益が振れ、過去に2回減配しています。

ランキング全体はこちらの記事にまとめています。

このランキングは、配当利回り3%%以上・時価総額100億円以上などで絞り込んだ120銘柄を、企業の実力を測る加点9項目(27点満点)と、2008年からの全期間で配当が途切れた事実を数える減点8項目で採点したものです。データはIR BANKと株探から取得しています。

結論:総合19点(加点24 − 減点5)/予想利回り3.62%

動画でも解説しています

この記事と同じ内容を、グラフを見ながら12分ほどで説明しています。

利益率も財務も直近の利益も申し分ありませんが、鶏卵相場で利益が振れ、過去に2回減配し、今期も減配予想です。良い年の数字だけで利回りを計算すると判断を誤る典型例です。

ホクリヨウ(1384)の基本データ

市場・業種 東証スタンダード/水産・農林業
株価 2,207円
時価総額 約187億円
予想配当利回り 3.62%
予想PER/PBR 8.24倍/1.09倍
決算期 3月31日
直近の実績 2026年 売上231億円・営業利益50億円・EPS456.56円
会社予想 2027年 売上225億円・営業利益33億円・EPS268.4円
本社 札幌市白石区中央二条三丁目6番15号
従業員数 単体 259名 (臨時319名)

株価・PER・PBR・予想利回りは2026年9月4日時点(株探)。業績はIR BANK。

どんな会社か

北海道を拠点とする鶏卵の生産・販売会社です。直営農場での一貫生産が特徴で、道内で高いシェアを持ちます。

セグメントは食品事業の1本。従業員は単体259名(ほかに臨時319名)。本社は札幌市白石区、資本金10億5500万円。

2018年に決算期を8月から3月に変更しています。10年前と比べて売上1.5倍、純利益3.9倍。

セグメント別売上高 2017/08 2018/03
食品事業 22.3億 *
全社(共通) 138億 11.8億
#1 0.64百万 79.3億
その他 ― 31,000

9項目の採点

加点は◎3点・○2点・△1点・×0点の9項目、27点満点です。ホクリヨウの加点は24点でした。

項目 判定 実際の数字
1. 売上高の伸び ◎ 全期間 年+5.2% / 直近4年 年+9.1%
2. 1株利益の伸び ◎ 全期間 年+15.2% / 直近4年 年+73.1%
3. 営業利益率 ◎ 21.5%
4. 自己資本比率 ◎ 74.9%
5. 営業キャッシュフロー ◎ 15年間で赤字0回
6. 現金の量と伸び ◎ 全期間で5.8倍 / 総資産の31.2%
7. 配当の増え方 ○ 連続増配5期
8. 配当性向 ○ 28.5%
9. 株価の推移 ○ 5年+183% / 1年-10.4% / 12か月線-15.8%(横ばい)
加点合計 24 27点満点

15年分のグラフで見る

上から業績(売上高・営業利益・純利益)、配当(1株配当・配当性向)、キャッシュフロー(営業CF・フリーCF・現金)です。横軸は決算年度で、2010年までさかのぼっています。

1384 ホクリヨウ 業績・配当・キャッシュフローの推移
出典:IR BANK(旧有価証券報告書を含む)をもとに作成

評価された点

  • 加点24点は上位15社で最高。売上高・EPS・営業利益率・自己資本比率・営業CF・現金の6項目が◎。
  • 2026年3月期は営業利益49.7億円で前期比2.6倍、営業利益率21.5%、EPS456.6円。
  • 自己資本比率74.9%、現金73億円は総資産の31.2%。営業CFは記録のある15年間で赤字なし。

減点と弱点

減点は配当の減配-2点/FCFが恒常赤字-3点(合計5点)でした。

  • 配当の減配:-2点。2012年3月期(6.67円→3.33円)と2019年3月期(15円→10円)の2回。
  • FCFが恒常赤字:-3点。2013・2017・2019・2021年の4回。鶏舎や設備への投資が重く、15年で4回は19年換算でマイナス3点になります。
  • 2021年3月期の営業利益率は1.2%。鶏卵相場で利益が大きく振れる業態です。

直近の四半期

2027/03期の第1四半期の進み具合です。

売上高(第1四半期累計) 59億円(前年同期比 +0.2%)
通期予想225億円 に対して 26.1%
営業利益(第1四半期累計) 11億円(前年同期比 -15.3%)
通期予想33億円 に対して 33.3%

気をつけたい点

  • 会社の2027年3月期予想は営業利益33.3億円(-33%)・EPS268.4円(-41%)。予想配当は130円→80円で、今期も減配予想です。利回り3.62%はこの80円で計算した数字です。
  • 第1四半期は売上58.7億円(前年同期比ほぼ横ばい)・営業利益11.1億円(-15.3%)。進捗は営業利益で33.3%と高いものの、利益の水準は前年を下回ります。
  • 鳥インフルエンザの発生と鶏卵相場、飼料価格が業績を左右します。

配当の記録(17年分)

年度 1株配当 前年比 配当性向
2010年 5.00円 ― 10.5%
2011年 6.67円 +33.4% 7.7%
2012年 3.33円 -50.1% 10.5%
2013年 3.33円 +0.0% 9.6%
2014年 6.67円 +100.3% 71.0%
2015年 12.00円 +79.9% 12.0%
2016年 14.00円 +16.7% 10.9%
2017年 15.00円 +7.1% 8.9%
2018年 15.00円 +0.0% 19.6%
2019年 10.00円 -33.3% 99.5%
2020年 10.00円 +0.0% 37.9%
2021年 10.00円 +0.0% 63.7%
2022年 15.00円 +50.0% 10.7%
2023年 20.00円 +33.3% 22.7%
2024年 40.00円 +100.0% 20.4%
2025年 70.00円 +75.0% 27.1%
2026年 130.00円 +85.7% 28.5%

この連載の記事一覧

上位15銘柄を1日1銘柄ずつ取り上げています。公開前の回はタイトルだけ先に載せています。

  1. 1位 村上開明堂(7292)|利回り3.50%・総合23点(09/05公開)
  2. 2位 あいホールディングス(3076)|利回り4.66%・総合21点(09/06公開)
  3. 3位 アクシーズ(1381)|利回り3.34%・総合21点(09/07公開)
  4. 4位 ミロク情報サービス(9928)|利回り3.16%・総合21点(09/08公開)
  5. 5位 アルゴグラフィックス(7595)|利回り4.96%・総合20点(09/09公開予定)
  6. 6位 立川ブラインド工業(7989)|利回り4.53%・総合20点(09/10公開予定)
  7. 7位 ライト工業(1926)|利回り3.84%・総合20点(09/11公開予定)
  8. 8位 ステップ(9795)|利回り3.83%・総合20点(09/12公開予定)
  9. 9位 ビーアンドピー(7804)|利回り3.65%・総合20点(09/13公開予定)
  10. 10位 オーテック(1736)|利回り4.10%・総合19点(09/14公開予定)
  11. 11位 フォーカスシステムズ(4662)|利回り4.14%・総合19点(09/15公開予定)
  12. 12位 サカイ引越センター(9039)|利回り3.94%・総合19点(09/16公開予定)
  13. 13位 PI(4290)|利回り4.04%・総合19点(09/17公開予定)
  14. 14位 ホクリヨウ(1384)|利回り3.62%・総合19点 ← いまここ
  15. 15位 サンドラッグ(9989)|利回り3.54%・総合19点(09/19公開予定)

本記事はIR BANK・株探で公開されているデータをもとに、独自の基準で機械的に採点した結果をまとめたものです。特定の銘柄の売買を推奨するものではなく、将来の株価や配当を保証するものでもありません。数値は2026年9月4日時点のもので、その後の決算発表や配当予想の修正は反映されていません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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