スイングトレード監視銘柄|押し目から反発、10月29日は2銘柄|損切りと株数も計算(資金100万円)

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分析
結論(2026年10月29日終値)
・地合いは悪い(TOPIX連動ETF 421.3円、20日線427円・100日線422円)
・監視60銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは2銘柄(INPEX・商船三井)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは1銘柄(INPEX 100株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが1銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は13銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)

数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。

動画でも解説しています

使う物差しと買いの型

買いの型の模式図

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。

地合い:TOPIX連動ETF

TOPIX連動ETFの日足

まず地合いです。TOPIX連動ETFの終値は421.3円で、前の日の420円から1.3円上げました。それでも100日線の422.2円をわずかに下回ったままです。20日線は427.3円で、チャートでは今月半ばから向きが下に変わっています。値段は20日線の下、100日線の下にあり、ルールでは地合いは悪いという判定です。8月から9月まではずっと100日線の上で推移していましたが、10月後半に入ってからは100日線の近くでもみ合う形が続いています。100日線の下にいる間は、新しい買いは見送るのがルールです。まずは100日線の上に戻れるかが分かれ目です。

押し目から反発した2銘柄

銘柄 判定 終値 損切り 利確の目安 株数
INPEX(1605) ◎ 4,056円 3,784円(-6.7%) 4,212〜4,328円 100株
商船三井(9104) ◎ 7,457円 7,061円(-5.3%) 7,704〜7,853円 0株

★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。

続いて、押し目から反発した銘柄の表です。今日はINPEXと商船三井の2銘柄で型が出ました。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近高値と、損切り幅と同じだけ上の値段の2つです。資金100万円、許容損失3万円で株数を逆算すると、100株以上持てるのはINPEXの1銘柄だけです。商船三井は1株あたりの損切り幅が396円と大きく、100株でも損失が3万9,600円になり許容損失を超えるため、持てる株数がゼロになります。なお今日は地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。表は型の確認として見てください。

INPEX(1605)

INPEXの日足チャート
項目 数字
終値 4,056円(前日比+2.2%)
損切り(直近6営業日の安値) 3,784円(-6.7%・1株272円)
直近の高値 4,212円(0.6R)
1R/1.5R 4,328円/4,464円
株数(資金100万円・許容損失30,000円) 100株(損切り幅からは110株)
時価総額 約46,900億円
決算 決算2026-11-12(14日後)

INPEXです。終値は4,056円で、前の日より2.2%上げて陽線で引けました。100日線の3,655円より上にあり、上昇の流れの中にいます。10月の前半に20日線のあたりまで押したあと、安値を切り上げる2番底の形を作り、今日も5日線の3,981円の上で陽線を付けました。損切りは3,784円で、損切り幅は272円、6.7%です。直近高値の4,212円までは損切り幅の0.6倍ほどしか上の余地がなく、利幅は小さめです。株数は100株、損失は2万7,200円に収まります。時価総額は約4兆6,900億円、決算は11月12日です。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。

商船三井(9104)

商船三井の日足チャート
項目 数字
終値 7,457円(前日比+1.5%)
損切り(直近6営業日の安値) 7,061円(-5.3%・1株396円)
直近の高値 7,704円(0.6R)
1R/1.5R 7,853円/8,051円
株数(資金100万円・許容損失30,000円) 0株(損切り幅からは75株)
時価総額 約25,624億円
決算 決算2026-11-09(11日後)

商船三井です。終値は7,457円で、前の日より1.5%上げて陽線で引けました。100日線の6,395円より16.6%上にあり、強い上昇の流れが続いています。10月半ばに7,704円の高値を付けたあと、20日線の7,317円の近くまで押して、今日は5日線の7,366円を陽線で上抜けました。安値を切り上げる2番底の形です。損切りは7,061円で、損切り幅は396円、5.3%です。直近高値までは損切り幅の0.6倍ほどの余地です。100株だと損失が3万9,600円で許容を超えるため、株数はゼロです。時価総額は約2兆5,600億円、決算は11月9日です。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。

株数の決め方

株数の逆算をまとめます。資金は100万円、1回の許容損失は3%の3万円です。株数は、3万円を1株あたりの損切り幅で割って出します。INPEXは1株の損失幅が272円なので、3万円を割ると110株です。100株単位に切り下げて100株、必要な資金は40万5,600円で、資金の上限にもかかりません。商船三井は1株の損失幅が396円で、割ると75株です。100株に届かないため、ルールでは持てる株数はゼロになります。型が揃っていても、損切り幅が大きいと株数で弾かれます。なお今日は地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。

型は出たが我慢する1銘柄

銘柄 終値 前日比 我慢する理由
武田薬品工業(4502) 6,471円 +2.6% 前回高値6,500の直下(抵抗)

次は、型に近いけれど我慢する銘柄です。今日は1銘柄で、武田薬品工業です。終値は6,471円で、前の日より2.6%上げました。100日線より15.6%上にあり、流れ自体は上向きです。ただ、すぐ上に前回の高値6,500円があり、その直下で止まっています。前回高値は売りが出やすい抵抗になりやすいので、ここでは我慢の扱いです。6,500円をはっきり上抜けて、そのあと押しても上を保てるかを見ます。上抜けたあとの押し目で5日線を陽線で上抜ける形になれば、型の候補に入ります。それまでは様子を見るのがルールです。地合いの回復も合わせて確認します。

空売りの型が揃った大型株13銘柄

空売りの型の模式図

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。

銘柄 終値 損切り(直近高値) 1R 株数
クボタ(6326) 2,618.5円 2,676.5円(+2.2%) 2,560.5円 300株
ARCHION(543A) 284円 299円(+5.3%) 269円 2000株
ユー・エス・エス(4732) 1,757円 1,835円(+4.4%) 1,679円 300株
スカパーJSAT(9412) 1,851円 1,915円(+3.5%) 1,787円 400株
キーエンス(6861) 76,360円 82,310円(+7.8%) 70,410円 0株
三菱重工業(7011) 3,499円 3,767円(+7.7%) 3,231円 100株
KDDI(9433) 2,778円 2,967.5円(+6.8%) 2,588.5円 100株
日立建機(6305) 5,105円 5,420円(+6.2%) 4,790円 0株

続いて空売りの型の表です。100日線の下で、戻りが5日線の山を作ったあと陰線で5日線を割った銘柄を並べています。今日は13銘柄で、表には8銘柄を載せました。注意点が少ないのはクボタで、下の直近安値まで損切り幅の2倍以上の余地があります。ARCHIONも安値まで1.8倍の余地です。一方、ユー・エス・エス、三菱重工業、KDDI、日立建機は、すぐ下に直近安値があり、利幅が足りません。キーエンス、三菱重工業、KDDIは損切り幅が6%を超えて大きめです。スカパーJSAT、キーエンス、日立建機は決算前後1週間なので、型が揃っていても見送ります。

クボタ(6326)

クボタの日足チャート

クボタです。終値は2,618.5円で、前の日より0.4%下げました。100日線の2,745円の下にあり、100日線そのものも下向きです。9月の初めに3,000円を超えたあと下げが続き、10月は20日線の下で推移しています。戻りが5日線の山を作ったあと、今日は陰線で5日線を割る形になりました。損切りは2,676.5円で、損切り幅は2.2%です。損切り幅と同じだけ下が2,560.5円、直近安値の2,493.5円までは損切り幅の2.2倍の余地があります。株数は損切り幅からは517株ですが、資金の上限で300株です。週足は5週線の下です。決算は11月9日です。

ARCHION(543A)

ARCHIONの日足チャート

ARCHIONです。終値は284円で、前の日より2.4%下げて陰線で引けました。100日線の286円をわずかに下回り、100日線は下向きです。10月は100日線の近くまで戻し、5日線が288円で山を作ったあと、今日は陰線で5日線を割りました。損切りは299円で、損切り幅は5.3%です。損切り幅と同じだけ下が269円、直近安値の257円までは損切り幅の1.8倍の余地があります。株数は2,000株です。注意点として、直前の上げがV字で、押し戻しがまだ確認できていません。値段が100日線と重なっていて、型としては弱めです。決算は11月10日です。

過去5年の検証

過去5年の検証結果

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。

型が揃うことと、実際に売買してよいことは別です。機械的に全部売買しても勝ち負けの差はごく小さく、チャートを目で見て素直な上昇トレンドに絞るのが前提です。過去5年という限られた期間の結果で、この先も同じになるとは限りません。

次の営業日の見方

次の営業日に見る点です。まず地合いで、TOPIX連動ETFが100日線の422円の上に戻れるかが一番の分かれ目です。戻れない間は、新しい買いは見送るのがルールです。反発したINPEXは5日線の3,981円、商船三井は7,366円の上を保てるかを見ます。焦点の高値は、INPEXが4,212円、商船三井が7,704円です。我慢している武田薬品工業は、前回高値6,500円を上抜けられるかです。空売りの型は、クボタが2,676.5円、ARCHIONが299円を上抜けると崩れる合図になります。決算が近い銘柄も多く、キーエンスと日立建機は今日が決算、スカパーJSATは11月4日です。

まとめ

まとめです。今日の地合いは悪いで、TOPIX連動ETFは100日線をわずかに下回っています。押し目から反発した型が出たのは、INPEXと商船三井の2銘柄で、100株以上持てるのはINPEXの1銘柄だけでした。我慢する銘柄は武田薬品工業の1銘柄、空売りの型は13銘柄です。ただ、これまでの検証では空売りの型は負け越しています。そして今日は地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。型が揃うことと、実際に売買してよいことは別の話です。地合い、決算の日程、損切り幅と株数を合わせて確かめることが大切です。明日も同じ手順で確認します。

データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月29日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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