スイングトレード監視銘柄|押し目から反発、10月30日は1銘柄|損切りと株数も計算(資金100万円)

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分析
結論(2026年10月30日終値)
・地合いは悪い(TOPIX連動ETF 416.4円、20日線426円・100日線422円)
・監視60銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは1銘柄(武田薬品工業)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは0銘柄
・型は出たが不安要素で我慢するのが4銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は4銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)

数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。

動画でも解説しています

使う物差しと買いの型

買いの型の模式図

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。

地合い:TOPIX連動ETF

TOPIX連動ETFの日足

10月30日のTOPIX連動ETFの終値は416.4円で、前の日の421.3円から下げました。20日線は426.4円、100日線は422.3円です。終値は20日線と100日線の両方の下にあり、地合いは悪いと判定します。チャートを見ると、20日線は10月の半ばから下向きに変わっています。100日線はまだ上向きですが、終値はその下に沈みました。10月の下旬は100日線のすぐ上でもみ合っていましたが、きょうの陰線ではっきり下に抜けた形です。地合いが100日線の下にあるときは、新しい買いは見送るのがルールです。この後の銘柄の話は、すべてこの前提で聞いてください。

押し目から反発した1銘柄

銘柄 判定 終値 損切り 利確の目安 株数
武田薬品工業(4502)★ ○ 6,651円 6,296円(-5.3%) 7,006円 0株

★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。

押し目から反発した銘柄は、きょうは武田薬品工業の1銘柄だけです。表の見方を確認します。損切りは直近6営業日の安値に置きます。利確の目安は、直近の高値と、損切り幅と同じだけ上の水準の2つです。株数は資金100万円、許容損失3万円から逆算します。武田薬品工業は1株あたりの損切り幅が355円あり、100株持つと損失が3万5,500円になって許容額を超えます。逆算した株数は84株で、100株単位では持てません。つまり、きょう100株以上持てる銘柄はゼロです。さらに地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールの日です。

武田薬品工業(4502)

武田薬品工業の日足チャート
項目 数字
終値 6,651円(前日比+2.8%)
損切り(直近6営業日の安値) 6,296円(-5.3%・1株355円)
直近の高値 なし(高値更新中)
1R/1.5R 7,006円/7,183.5円
株数(資金100万円・許容損失30,000円) 0株(損切り幅からは84株)
時価総額 約106,200億円
決算 ★決算2026-10-29の直後→方向が定まるまで数日待つ

武田薬品工業の終値は6,651円で、前の日より2.8%上げました。株価は100日線の5,615円より18%上にあり、上昇トレンドの中にいます。10月の半ばに大きな陽線で6,000円台に乗せた後、6,300円台から6,400円台で横ばいの押しが続きました。安値を切り上げる2番底の形を作ったうえで、きょう2.8%の陽線で5日線の6,458円を上抜けました。損切りは6,296円、損切り幅と同じだけ上は7,006円です。時価総額は約10兆6,200億円の大型株です。ただし決算が10月29日に出た直後で、型が揃っていても決算前後1週間なので見送ります。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールでもあります。

株数の決め方

株数の逆算を、武田薬品工業で確認します。終値は6,651円、損切りは6,296円なので、1株の損失幅は355円です。許容損失の3万円を355円で割ると84株になります。日本株は100株単位なので、84株は買える単位に届かず、持てる株数はゼロです。100株持つと、損切りにかかったときの損失は3万5,500円になり、許容額を5,500円上回ります。資金100万円の上限には届いていないので、止めているのは資金ではなく損切り幅の広さです。損切り幅が5.3%と広い銘柄は、少ない資金では株数が取れないことが分かります。株数を出すときは、まず損切り幅から決めるのが順番です。

型は出たが我慢する4銘柄

銘柄 終値 前日比 我慢する理由
タカラトミー(7867) 4,922円 +11.7% 100MAから+34%と離れすぎ
商船三井(9104) 7,672円 +2.9% 前回高値7,704の直下(抵抗)
コナミグループ(9766) 26,385円 +15.0% 100MAから+27%と離れすぎ
吉野家HD(9861) 4,506円 +4.6% 前回高値4,510の直下(抵抗)

型の手前で我慢する銘柄は4つです。理由ごとに分けます。1つめは100日線から離れすぎている銘柄で、タカラトミーとコナミグループです。タカラトミーはきょう11.7%上げて、100日線から34%上にあります。コナミグループは15%上げて、100日線から27%上です。急に上げた直後は押しを待つ形です。2つめは前回の高値のすぐ下にいる銘柄で、商船三井と吉野家ホールディングスです。商船三井の終値は7,672円で、前回の高値7,704円の直下です。吉野家ホールディングスは4,506円で、前回の高値4,510円のすぐ下です。高値を上に抜けるかどうかが分かれ目になります。

空売りの型が揃った大型株4銘柄

空売りの型の模式図

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。

銘柄 終値 損切り(直近高値) 1R 株数
レーザーテック(6920) 37,700円 42,250円(+12.1%) 33,150円 0株
大成建設(1801) 11,140円 11,700円(+5.0%) 10,580円 0株
大日本印刷(7912) 2,822.5円 2,935円(+4.0%) 2,710円 200株
関電工(1942) 4,598円 5,382円(+17.1%) 3,814円 0株

空売りの型が出た銘柄は4つです。100日線の下で、戻りの後に5日線を陰線で割った形です。株数は許容損失3万円で計算します。100株以上持てるのは大日本印刷だけで、損切り幅が112.5円と小さく、200株になります。ただし直近の安値2,750円までが近く、損切り幅の0.6倍しか下の余地がありません。大成建設も直近の安値1万930円までが損切り幅の0.4倍と近い形です。レーザーテックは損切り幅が12.1%、関電工は17.1%と大きく、100株も持てません。さらにレーザーテックと関電工は決算が10月30日で、決算前後1週間なので見送ります。空売りの型は過去の検証では負け越しています。

レーザーテック(6920)

レーザーテックの日足チャート

レーザーテックの終値は3万7,700円で、前の日より8.8%下げました。100日線は4万1,618円、20日線は4万2,204円で、株価はどちらよりも下にあります。10月の上旬に4万8,000円台まで上げた後、急に崩れました。その後3万5,000円台から戻し、5日線の山を作った後、きょう大きな陰線で5日線を割った形です。損切りは4万2,250円で、損切り幅は12.1%と大きく、100株も持てません。損切り幅と同じだけ下は3万3,150円、直近の安値は3万1,840円です。決算が10月30日で、型が揃っていても決算前後1週間なので見送ります。週足は5週線の下、100日線は下向きです。

大成建設(1801)

大成建設の日足チャート

大成建設の終値は1万1,140円で、前の日より2.7%下げました。100日線は1万2,949円で、6月からずっと下向きです。株価は100日線の下で、下げ続けるトレンドの中にいます。10月の半ばに1万1,000円近くまで下げた後、1万1,500円前後まで戻して5日線の小さな山を作りました。きょうは陰線で5日線を割った形です。損切りは1万1,700円で、損切り幅は5%です。逆算した株数は53株で、100株は持てません。損切り幅と同じだけ下は1万580円ですが、直近の安値1万930円が手前にあり、下の余地は損切り幅の0.4倍しかありません。決算は11月11日で、12日後です。

過去5年の検証

過去5年の検証結果

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。

型が揃うことと、実際に売買してよいことは別です。機械的に全部売買しても勝ち負けの差はごく小さく、チャートを目で見て素直な上昇トレンドに絞るのが前提です。過去5年という限られた期間の結果で、この先も同じになるとは限りません。

次の営業日の見方

次の営業日に見る点です。まず地合いです。TOPIX連動ETFが100日線の422.3円を取り戻せるかを見ます。下にいる間は、新しい買いは見送るのがルールです。武田薬品工業は、決算の直後なので方向が定まるまで数日待ちます。5日線の上を保てるか、損切りの6,296円を割らないかを見ます。我慢の銘柄では、商船三井が前回の高値7,704円を、吉野家ホールディングスが4,510円を上に抜けるかが焦点です。タカラトミーとコナミグループは押しを待ちます。空売りの型の銘柄は、5日線を陽線で上に戻したら型が崩れた合図です。レーザーテックと関電工は決算の結果で大きく動く可能性があります。

まとめ

きょうのまとめです。10月30日の地合いは悪いと判定しました。TOPIX連動ETFが20日線と100日線の両方を下回ったためです。押し目から反発した銘柄は武田薬品工業の1つでしたが、損切り幅が広く100株は持てません。決算の直後でもあるので見送ります。100株以上持てる反発の銘柄はゼロです。型の手前で我慢する銘柄は4つ、空売りの型が出た銘柄も4つでした。空売りの型は、過去の検証では負け越しています。型が揃うことと、売買してよいことは別の話です。地合い、決算の日、損切り幅を確かめてから判断するのがルールです。次の営業日も、同じ手順で確認していきます。

データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月30日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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