・地合いは悪い(TOPIX連動ETF 420.6円、20日線428円・100日線422円)
・監視60銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは1銘柄(商船三井)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは0銘柄
・型は出たが不安要素で我慢するのが1銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は6銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

地合いの確認です。TOPIX連動ETFの終値は420.6円で、前の営業日の418.4円から2.2円上げました。それでも100日線の422.1円にはわずかに届かず、線の下で終わっています。20日線は428.0円で、チャートを見ると10月の半ばから向きが下に変わってきました。値段は20日線の下、100日線の下にあり、地合いは悪いと判定します。このシリーズでは、地合いが100日線の下にある日は、新しい買いは見送るのがルールです。週足ではまだ100週線の上にあるので、大きな流れが崩れたとまでは言えません。まずは100日線の上に戻せるかが分かれ目です。
押し目から反発した1銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 商船三井(9104) | ○ | 7,436円 | 7,061円(-5.0%) | 7,704〜7,811円 | 0株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
押し目から反発した銘柄の表を見ます。今日、型が揃ったのは商船三井の1銘柄です。表の損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近高値と、損切り幅と同じだけ上の値段の2つです。商船三井は終値7,436円、損切りは7,061円で、1株あたりの損失幅は375円です。資金100万円、許容損失3%の30,000円で計算すると、持てるのは80株になり、100株には届きません。100株だと損失が37,500円となり、許容損失を超えるためです。つまり今日は、100株以上持てる銘柄はありません。しかも地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
商船三井(9104)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 7,436円(前日比+0.7%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 7,061円(-5.0%・1株375円) |
| 直近の高値 | 7,704円(0.7R) |
| 1R/1.5R | 7,811円/7,998.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 0株(損切り幅からは80株) |
| 時価総額 | 約25,552億円 |
| 決算 | 決算2026-11-09(13日後) |
商船三井のチャートです。100日線は6,357円で、値段はその17%ほど上にあり、上昇トレンドの中にいます。10月半ばに直近高値の7,704円をつけたあと押して、下ひげで7,061円近くまで下げました。そこは前の安値より高く、2番底の形になっています。前の営業日に陽線で5日線の上に戻り、今日も0.7%上げて、5日線の7,374円の上を保ちました。翌日の確認まで済んだ形です。上の余地は、直近高値まで損切り幅の0.7倍分で、やや狭めです。時価総額は2兆5,552億円の大型株で、決算は11月9日、13日後です。ただし地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
株数の決め方
株数の逆算です。考え方は、1回の損失を資金100万円の3%、30,000円までに抑えることです。まず、終値と損切りの差で、1株あたりの損失幅を出します。商船三井は7,436円から7,061円を引いて375円です。次に、30,000円を375円で割ると80株になります。日本株は100株単位なので、100株単位に切り下げると0株になります。資金の上限にはかかっていません。止まっているのは損切り幅の大きさです。損切り幅が値段の5%と広いので、許容損失の中に収まりませんでした。このような日は、株数を無理に増やさず、見送るのがルールの形です。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールでもあります。
型は出たが我慢する1銘柄
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 我慢する理由 |
|---|---|---|---|
| 住友ファーマ(4506) | 1,924円 | +4.7% | 100MAから+28%と離れすぎ |
我慢する銘柄は、住友ファーマの1銘柄です。終値は1,924円で、今日は4.7%上げました。100日線の上にあり、上昇の流れは保っています。我慢の理由は、100日線から28%も上に離れていることです。100日線から大きく離れたところでは、押し目から反発しても、そのあと深く下げることがあります。値段の勢いが強いほど追いかけたくなる形ですが、ここは待つ場面です。条件は、値段が20日線の近くまで押してから、もう一度5日線を陽線で上抜けることです。そこまで押せば100日線との差も縮まり、損切り幅も小さくなります。それまでは監視を続けます。
空売りの型が揃った大型株6銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天グループ(4755) | 614.9円 | 652.5円(+6.1%) | 577.3円 | 700株 |
| スカパーJSAT(9412) | 1,862円 | 1,941円(+4.2%) | 1,783円 | 300株 |
| 三菱重工業(7011) | 3,527円 | 3,767円(+6.8%) | 3,287円 | 100株 |
| KDDI(9433) | 2,850.5円 | 2,967.5円(+4.1%) | 2,733.5円 | 200株 |
| 楽天銀行(5838) | 5,738円 | 6,309円(+10.0%) | 5,167円 | 0株 |
| GMOペイメントゲートウェイ(3769) | 8,315円 | 9,358円(+12.5%) | 7,272円 | 0株 |
空売りの型の表です。今日は6銘柄が出ました。どれも100日線の下で戻ったあと、5日線の山から陰線で5日線を割った形です。損切りは戻りの高値、利確の目安は損切り幅と同じだけ下の値段です。6銘柄とも、直近安値までの距離が損切り幅より短く、利幅が足りないという注意が付いています。下の安値が近いのは三菱重工業と楽天グループで、安値まで損切り幅の0.2倍ほどしかありません。損切り幅が大きいのは、楽天銀行の10.0%と、GMOペイメントゲートウェイの12.5%で、どちらも100株では許容損失を超えます。楽天グループは、注意書きが1つだけと少ない銘柄です。
楽天グループ(4755)

楽天グループのチャートです。値段は614.9円で、100日線の742円を大きく下回っています。8月の高値から下げが続き、10月に入ってからは、5日線の近くで小さな戻りを作りました。その戻りで5日線が山になったあと、今日は3.2%下げる陰線で、5日線の634円を割りました。損切りは戻りの高値の652.5円で、損切り幅は6.1%です。損切り幅と同じだけ下は577.3円ですが、その手前の606.6円に直近安値があり、そこまでは損切り幅の0.2倍しかありません。株数は、30,000円の許容損失から700株です。決算は11月13日、17日後です。
スカパーJSAT(9412)

スカパーJSATのチャートです。値段は1,862円で、100日線の2,368円を大きく下回り、6月から下げが続いています。10月は1,810円近くで下げ止まって小さく戻り、5日線は1,870円で山を作りました。今日は前の日より0.8%高でしたが、陰線で5日線の下に留まって終わりました。損切りは1,941円で、損切り幅は4.2%です。損切り幅と同じだけ下は1,783円で、直近安値の1,810円までは、損切り幅の0.7倍です。1番底からの反発中という、V字の注意も付いています。株数は、30,000円の許容損失から300株です。決算は11月4日、8日後です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。まず地合いです。TOPIX連動ETFが100日線の422.1円の上に戻せるかが分かれ目で、戻せない間は、新しい買いは見送るのがルールです。商船三井は、5日線の7,374円の上を保てるかを見ます。焦点の高値は直近高値の7,704円で、損切りは7,061円です。我慢の住友ファーマは、20日線の近くまで押してから、5日線を陽線で上抜けるかが条件です。空売りの型は、5日線の上に陽線で戻すと、型が崩れる合図になります。決算が近いのは、スカパーJSATの11月4日、三菱重工業とKDDIの11月6日です。決算前後1週間に入る銘柄は、見送りの対象になります。
まとめ
まとめです。今日の地合いは、TOPIX連動ETFが100日線の下にあり、悪いと判定しました。押し目から反発した銘柄は商船三井の1銘柄でしたが、損切り幅が広く、100株以上持てる銘柄は0でした。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。我慢の銘柄は1銘柄、空売りの型は6銘柄です。ただし空売りの型は、これまでの検証では負け越しています。今日の数字はどれも、型を確かめるためのものです。型が揃うことと、売買してよいことは別です。最後の判断はご自身でお願いします。明日も同じ手順で、型が揃ったかを確認していきます。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月27日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。


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