・地合いは良い(TOPIX連動ETF 437.0円、20日線428円・100日線419円)
・監視68銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは1銘柄(富士通)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは1銘柄(富士通 100株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが0銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は13銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの終値は437.0円で、前日の440.4円から少し下げました。チャートでは上ひげを付けた陰線です。それでも20日線の427.8円と、100日線の419.4円の両方を上回っています。20日線は9月中旬まで横ばいでしたが、9月下旬から再び上向きに戻りました。100日線は3月から一貫して右肩上がりです。100日線の上にあり、20日線も上向きなので、今日の地合いの判定は「良い」です。前の日に付けた高値の近くから1日下げただけで、上昇の形は崩れていません。この地合いのもとで、監視している68銘柄の型を見ていきます。
押し目から反発した1銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 富士通(6702) | ◎ | 4,127円 | 3,922円(-5.0%) | 4,332円 | 100株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
押し目から反発した銘柄は、今日は富士通の1銘柄です。表の損切りは、直近6営業日の安値です。利確の目安は、直近の高値と、損切り幅と同じだけ上の値段の2つで見ます。富士通はこの90営業日の高値を更新している途中なので、上で止まりそうな前回の高値がありません。そのため目安は、損切り幅と同じだけ上の4,332円と、その1.5倍の4,434.5円で見ます。株数は資金100万円と、許容損失3万円から逆算します。富士通は損切り幅が205円で、100株を持てる計算です。資金の上限で株数が頭打ちになる銘柄は、今日はありません。
富士通(6702)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 4,127円(前日比+1.8%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 3,922円(-5.0%・1株205円) |
| 直近の高値 | なし(高値更新中) |
| 1R/1.5R | 4,332円/4,434.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 100株(損切り幅からは146株) |
| 時価総額 | 約71,375億円 |
| 決算 | 決算2026-10-29(22日後) |
富士通の終値は4,127円で、前日より1.8%上げました。株価は100日線の3,563円より15.8%上にあります。7月末に大きな陽線で100日線を上抜けてから、高値と安値を切り上げてきました。9月下旬には陰線で20日線の近くまで押し、そこから安値を切り上げる2番底の形を作っています。今日は1.8%の陽線で、5日線の4,063円を上回って引け、20日線の押し目から反発した型が揃いました。損切りは3,922円で、幅は205円、4.97%です。100株なら損失は20,500円、代金は412,700円です。時価総額は約7兆1,375億円の大型株です。決算は10月29日で、22日後です。
株数の決め方
株数の計算です。資金は100万円、1回の許容損失は3%の3万円です。富士通は終値4,127円に対して損切りが3,922円なので、1株あたりの損失幅は205円です。3万円を205円で割ると146株になります。売買は100株単位なので、持てるのは100株です。このとき損切りになった場合の損失は20,500円で、許容の3万円の内側に収まります。必要な資金は412,700円で、資金100万円の半分以下です。資金の上限で株数が削られることもありません。損切り幅が広いほど持てる株数は減るので、株数はいつも損切りの位置から逆算します。
空売りの型が揃った大型株13銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| 三井不動産(8801) | 1,415円 | 1,477円(+4.4%) | 1,353円 | 400株 |
| 三井住友FG(8316) | 3,372円 | 3,485円(+3.4%) | 3,259円 | 200株 |
| 鹿島建設(1812) | 4,822円 | 4,969円(+3.0%) | 4,675円 | 200株 |
| 積水ハウス(1928) | 3,319円 | 3,378円(+1.8%) | 3,260円 | 300株 |
| パン・パシフィック・インターナショナルHD(7532) | 679.9円 | 715.5円(+5.2%) | 644.3円 | 800株 |
| 大和ハウス工業(1925) | 2,153円 | 2,206円(+2.5%) | 2,100円 | 400株 |
| キリンHD(2503) | 2,771.5円 | 2,867円(+3.4%) | 2,676円 | 300株 |
| ANAHD(9202) | 2,910円 | 3,003円(+3.2%) | 2,817円 | 300株 |
空売りの型の表です。100日線の下で、戻りの5日線が山を作り、陰線で5日線を割った銘柄が13あり、表には8銘柄を載せています。損切りは直近の高値、目安は損切り幅と同じだけ下の値段と直近安値です。三井不動産は、今日の終値がそのまま直近安値で、安値を更新している形です。鹿島建設は、直近安値まで損切り幅とほぼ同じ余地があります。積水ハウスやパン・パシフィック・インターナショナルHD、キリンHD、ANAHDは、直近安値がすぐ下にあり、下げの余地が小さい形です。三井住友FGと大和ハウス工業は、100日線の値が株価から大きく離れており、移動平均がゆがんでいる可能性があります。
三井不動産(8801)

三井不動産の終値は1,415円で、前日より0.4%下げました。株価は100日線の1,505円の下にあり、100日線は下向きです。9月は1,450円から1,490円のあたりでもみ合い、5日線が1,480円付近で小さな山を作りました。10月に入ってから陰線が続き、5日線と20日線を割り込んで、今日は直近安値の1,415円で引けています。損切りは1,477円で、幅は62円、4.4%です。損切り幅と同じだけ下は1,353円です。株数は400株で、損切りになった場合の損失は24,800円の計算です。V字の反発の途中という注意点があります。決算は11月6日で、30日後です。
三井住友FG(8316)

三井住友FGの終値は3,372円で、前日より1.7%下げました。チャートを見ると、9月中旬に株価がおよそ7,000円から3,400円へと、半分ほどの段差を付けています。移動平均線はこの段差をそのまま含んでいるので、100日線の5,950円や60日線の5,754円は、今の株価と比べられません。そのため、100日線の下という判定はそのまま受け取れない形です。段差のあとは3,300円から3,450円の狭い範囲で動いています。損切りは3,485円で幅は113円、損切り幅と同じだけ下は3,259円、直近安値は3,251.6円です。株数は200株です。決算は11月12日です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。富士通は、5日線の4,063円の上を保てるかが分かれ目です。高値を更新して上がれば、損切り幅と同じだけ上の4,332円が次の焦点です。逆に陰線で5日線を割れば、型が崩れる合図です。我慢の銘柄は今日はありません。空売りの型では、三井不動産が1,415円の安値をさらに割るのか、5日線を陽線で上抜けて型が崩れるのかを見ます。地合いは、TOPIX連動ETFが20日線の427.8円の上を保てるかです。決算が近いのは富士通とANAHDで、どちらも10月29日です。決算前後1週間はポジションを持たないのがルールです。
まとめ
まとめです。10月7日の地合いは、TOPIX連動ETFが100日線の上にあり、20日線も上向きなので「良い」でした。監視している68銘柄のうち、押し目から反発した型が揃ったのは富士通の1銘柄で、100株を持てる計算です。損切りは3,922円です。我慢の銘柄はありませんでした。空売りの型は13銘柄出ていますが、過去の検証では、この空売りの型は負け越しています。三井住友FGのように、株価の段差で移動平均がゆがんでいる銘柄もあります。型が揃うことと、実際に売買してよいことは別です。損切りと株数を先に決めておくことが前提です。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月7日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。


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