・地合いは中立(TOPIX連動ETF 434.4円、20日線426円・100日線418円)
・監視68銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは4銘柄(日立製作所・富士通・壱番屋・東京エレクトロンデバイス)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは3銘柄(日立製作所 100株・富士通 100株・壱番屋 800株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが2銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は16銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの終値は434.4円で、前の日の431.5円から2.9円上げました。20日線の426.4円と、100日線の418.0円の両方を上回っています。100日線は春からずっと右肩上がりです。一方で20日線は、9月の半ばから426円前後で横ばいが続き、まだ上向きには戻っていません。終値は9月の高値圏に近づいていますが、短い流れは足踏みのままです。このため今日の地合いは中立と判定します。中立の日は、持つ株数を落とすか、見送ることも選べる地合いです。横ばいの20日線が再び上を向くかどうかが、次の分かれ目です。
押し目から反発した4銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日立製作所(6501) | ◎ | 5,510円 | 5,393円(-2.1%) | 5,830〜5,627円 | 100株 |
| 富士通(6702) | ◎ | 4,002円 | 3,814.9円(-4.7%) | 4,063.3〜4,189.1円 | 100株 |
| 壱番屋(7630)★ | ◎ | 1,114円 | 1,080円(-3.1%) | 1,191〜1,148円 | 800株 |
| 東京エレクトロンデバイス(2760) | ○ | 4,600円 | 4,266.9円(-7.2%) | 4,730〜4,933.1円 | 0株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
続いて、押し目から反発した銘柄の表です。監視している68銘柄のうち、今日型が揃ったのは4銘柄でした。日立製作所、富士通、壱番屋、東京エレクトロンデバイスです。表の損切りは、直近6営業日の安値です。利確の目安は、直近の高値と、損切り幅と同じだけ上の値段の二つです。株数は資金100万円、許容損失3万円から逆算しています。100株以上持てるのは3銘柄です。東京エレクトロンデバイスは損切り幅が7.2%と広く、100株でも損失が約3万3千円となり、許容損失を超えるので持てません。壱番屋は決算前後1週間に入るため見送りです。
日立製作所(6501)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 5,510円(前日比+0.4%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 5,393円(-2.1%・1株117円) |
| 直近の高値 | 5,830円(2.7R) |
| 1R/1.5R | 5,627円/5,685.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 100株(損切り幅からは256株) |
| 時価総額 | 約246,053億円 |
| 決算 | 決算2026-10-29(28日後) |
日立製作所です。終値は5510円で、前の日より0.4%上げました。8月の半ばに5830円の高値をつけたあと、9月の半ばには5000円台前半まで押し、100日線の近くで下げ止まりました。安値は切り上がり、2番底を確かめた形です。その後は20日線の上に戻し、今日は陽線で5日線の5492円を上抜けています。100日線からは8.5%上です。損切りは5393円で、1株あたり117円、2.1%です。直近高値の5830円までは、損切り幅の約2.7倍の余地があります。株数は資金の上限で100株です。時価総額は約24兆6千億円、決算は10月29日です。
富士通(6702)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 4,002円(前日比+1.1%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 3,814.9円(-4.7%・1株187.1円) |
| 直近の高値 | 4,063.3円(0.3R) |
| 1R/1.5R | 4,189.1円/4,282.7円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 100株(損切り幅からは160株) |
| 時価総額 | 約69,213億円 |
| 決算 | 決算2026-10-29(28日後) |
富士通です。終値は4002円で、前の日より1.1%上げました。9月の半ばに3700円台まで押したあと、大きな陽線で4000円台に乗せました。その後は4000円前後で横ばいとなり、上がってきた20日線に近づく小さな押し目をつくりました。安値は切り上がり、2番底を確かめた形です。今日は陽線で5日線の3972円を上抜けています。100日線からは13.2%上です。損切りは3815円で、1株あたり187円、4.7%です。直近高値の4063円までは、損切り幅の0.3倍しか余地がありません。株数は100株、時価総額は約6兆9千億円、決算は10月29日です。
壱番屋(7630)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,114円(前日比-0.1%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,080円(-3.1%・1株34円) |
| 直近の高値 | 1,191円(2.3R) |
| 1R/1.5R | 1,148円/1,165円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 800株(損切り幅からは882株) |
| 時価総額 | 約1,778億円 |
| 決算 | ★決算2026-10-05まで4日→前後1週間はノーポジ |
壱番屋です。終値は1114円で、前の日より0.1%下げました。8月の終わりに窓を開けて急に上げ、上ひげで1191円の高値をつけました。その後は1080円から1100円付近で横ばいが続き、上がってきた20日線が追いついてきました。安値は切り上がり、2番底を確かめた形です。今日の終値は5日線の1110円の上にあります。100日線からは19.4%上です。損切りは1080円で、1株あたり34円、3.1%です。直近高値の1191円までは、損切り幅の約2.3倍の余地があります。株数は800株です。ただし決算は10月5日で、型が揃っていても決算前後1週間なので見送ります。
東京エレクトロンデバイス(2760)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 4,600円(前日比+2.0%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 4,266.9円(-7.2%・1株333.1円) |
| 直近の高値 | 4,730円(0.4R) |
| 1R/1.5R | 4,933.1円/5,099.6円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 0株(損切り幅からは90株) |
| 時価総額 | 約1,355億円 |
| 決算 | nan |
東京エレクトロンデバイスです。終値は4600円で、前の日より2.0%上げました。8月の初めに4730円の高値をつけたあと、9月の半ばには100日線に近い3900円台まで押しました。安値は切り上がり、2番底を確かめた形です。そこから上げに転じ、今日は陽線で5日線の4501円の上にあります。100日線からは13.2%上です。損切りは4267円で、1株あたり333円、7.2%と広めです。直近高値の4730円までは、損切り幅の0.4倍しか余地がありません。100株でも損失が許容損失を超えるので、株数は0です。出来高も12万株と、条件の30万株に届いていません。
株数の決め方
株数の逆算をまとめます。許容損失の3万円を、1株あたりの損切り幅で割るだけです。日立製作所は1株あたり117円なので256株になります。ただ5510円で256株は資金の100万円を超えるため、資金の上限で100株です。富士通は187円なので160株、100株単位に切り下げて100株です。金額は約40万円です。壱番屋は34円なので882株、切り下げて800株で、金額は約89万円です。東京エレクトロンデバイスは333円なので90株となり、100株に届かないため持てません。損切り幅が広いほど株数は少なく、狭いほど多くなります。
型は出たが我慢する2銘柄
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 我慢する理由 |
|---|---|---|---|
| DM三井製糖(2109) | 3,855円 | +0.4% | 前回高値3,865の直下(抵抗) |
| セガサミーHD(6460) | 3,367円 | +1.2% | 100MAから+29%と離れすぎ・前回高値3,394の直下(抵抗) |
続いて、型に近いものの今日は我慢する銘柄です。2銘柄ありました。DM三井製糖は終値3855円で、前回高値の3865円のすぐ下にいます。押し返されやすい位置なので、高値を終値で超えてから考える形です。セガサミーHDは終値3367円で、前回高値3394円の直下にあるうえ、100日線から29%上と離れすぎています。また今日型が出た銘柄と我慢の銘柄、合わせて6銘柄のうち、日立製作所と富士通の2銘柄が電気機器です。上げた理由は分かりません。同じ業種に偏ったときは、持つ数を絞るのがルールです。
空売りの型が揃った大型株16銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| 大林組(1802) | 2,982円 | 3,057.2円(+2.5%) | 2,906.8円 | 300株 |
| アイシン(7259) | 2,180円 | 2,228.2円(+2.2%) | 2,131.8円 | 400株 |
| デンソー(6902) | 1,840円 | 1,902.1円(+3.4%) | 1,777.9円 | 400株 |
| SUBARU(7270) | 2,537円 | 2,614.5円(+3.1%) | 2,459.5円 | 300株 |
| 小野薬品工業(4528) | 2,333円 | 2,417.2円(+3.6%) | 2,248.8円 | 300株 |
| 関電工(1942) | 5,502円 | 5,665円(+3.0%) | 5,339円 | 100株 |
| SGHD(9143) | 1,415.5円 | 1,479.7円(+4.5%) | 1,351.3円 | 400株 |
| マツダ(7261) | 1,106.5円 | 1,148.2円(+3.8%) | 1,064.8円 | 700株 |
続いて空売りの型です。100日線の下で戻りが5日線の山をつくり、陰線で5日線を割った銘柄を拾っています。今日は16銘柄が該当し、表には時価総額などで選んだ8銘柄を載せました。チャートで紹介するのは大林組とアイシンで、どちらも表の注意書きがありません。SUBARUは週足では型が出ていますが、日足は100日線の上にあります。下の安値が近いのはSGHDとデンソーで、直近安値まで損切り幅の0.2倍と0.3倍しかありません。損切り幅が一番大きいのはSGHDで4.5%です。小野薬品工業とマツダも、直近安値まで損切り幅の1倍に届きません。
大林組(1802)

大林組です。終値は2982円で、前の日より0.9%下げました。7月の終わりに3300円台まで戻したあと、8月に大きく下げ、8月の半ばに2891円の安値をつけました。その後は2950円から3070円の間で横ばいが続き、9月の下旬に3090円付近まで戻して5日線の山をつくりました。そこから陰線で5日線を割り、今日の終値は5日線の2994円と20日線の3014円の下です。100日線は3176円で下を向いています。損切りは3057円で、2.5%上です。損切り幅と同じだけ下は2907円、直近安値は2891円です。株数は300株、決算は11月13日です。
アイシン(7259)

アイシンです。終値は2180円で、前の日より1.3%下げました。8月の初めに2500円台まで急に上げたあと、大きく下げました。9月の初めには大きな陰線で2106円まで売られました。そこから2240円付近まで戻しましたが押し返され、5日線の山をつくりました。今日の終値は5日線の2193円と20日線の2208円の下で、100日線の2283円も下向きです。損切りは2228円で、2.2%上です。損切り幅と同じだけ下は2132円、直近安値は2106円です。株数は資金の上限で400株です。決算は10月29日です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。まず地合いは、TOPIX連動ETFが20日線の426.4円の上を保ち、横ばいの20日線が上を向くかを確かめます。反発した銘柄では、日立製作所が5日線の5492円の上を保てるかが分かれ目です。富士通は直近高値の4063円がすぐ上にあり、そこを終値で超えられるかを見ます。壱番屋は10月5日に決算があるので見送りです。我慢の銘柄は、DM三井製糖が3865円、セガサミーHDが3394円の高値を、終値で超えるかを見ます。空売りの型は、5日線を陽線で上抜け直したら崩れる合図です。
まとめ
今日のまとめです。地合いは中立と判定しました。TOPIX連動ETFは20日線と100日線の上にありますが、20日線は横ばいのままです。中立の日は、持つ株数を落とすか、見送ることも選べます。押し目から反発した銘柄は4銘柄で、100株以上持てるのは日立製作所、富士通、壱番屋の3銘柄です。ただし壱番屋は決算前後1週間で見送りです。我慢する銘柄は2銘柄でした。空売りの型が出た銘柄は16銘柄ありましたが、空売りの型は過去の検証では負け越しています。最後に、型が揃うことと、実際に売買してよいことは別の話です。資金や損切りのルールは、ご自身で決めてください。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月1日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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