・地合いは中立(TOPIX連動ETF 431.5円、20日線426円・100日線418円)
・監視68銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは1銘柄(日本航空)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは1銘柄(日本航空 300株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが4銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は15銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの終値は431.5円で、前の日の425.4円から6.1円上げました。前の日に割り込んでいた20日線の426.3円の上に戻り、100日線の417.7円も上回っています。ただ20日線は、9月の半ばから426円前後で横ばいが続き、まだ上向きには戻っていません。100日線は春からずっと右肩上がりです。大きな流れは上向きですが、短い流れはまだ足踏みしている形です。このため今日の地合いは中立と判定します。中立の日は、持つ株数を落とすか、見送ることも選べる地合いです。横ばいの20日線が再び上を向くかどうかが、次の分かれ目です。
押し目から反発した1銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 日本航空(9201) | ◎ | 3,069円 | 2,987.2円(-2.7%) | 3,155〜3,150.8円 | 300株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
続いて、押し目から反発した銘柄の表です。監視している68銘柄のうち、今日型が揃ったのは日本航空の1銘柄でした。表の損切りは、直近6営業日の安値です。利確の目安は二つあり、ひとつは直近の高値、もうひとつは損切り幅と同じだけ上の値段です。株数は資金100万円、許容損失3万円から逆算しています。日本航空は300株まで持てる計算で、100株以上持てる銘柄は1銘柄です。決算は11月2日で、決算前後1週間には入っていません。ただし1日の値動きが1.5%と小さめで、条件の2%から5%の外にある点には注意が必要です。
日本航空(9201)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 3,069円(前日比+1.9%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 2,987.2円(-2.7%・1株81.8円) |
| 直近の高値 | 3,155円(1.1R) |
| 1R/1.5R | 3,150.8円/3,191.6円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 300株(損切り幅からは366株) |
| 時価総額 | 約13,191億円 |
| 決算 | 決算2026-11-02(33日後) |
日本航空です。終値は3069円で、前の日より1.9%上げました。7月の初めに3150円近くまで上げたあと、2900円から3060円の間で横ばいが続きました。9月の半ばには2900円台前半まで押しましたが、安値は切り上がり、2番底を確かめた形です。その後は、20日線と60日線が重なる2990円付近の上で持ち直しました。今日は陽線で5日線の3047円を上抜けています。100日線からは7%上です。損切りは2987円で、1株あたり82円です。直近高値の3155円までは、損切り幅とほぼ同じだけの余地です。株数は300株、時価総額は約1兆3191億円です。
株数の決め方
株数の逆算をまとめます。考え方は、許容損失の3万円を、1株あたりの損切り幅で割るだけです。日本航空は終値が3069円、損切りが2987円なので、1株あたりの損切り幅は約82円です。3万円を82円で割ると366株になります。これを100株単位に切り下げて300株です。金額は約92万円で、資金の100万円の内に収まります。400株にすると約123万円となり、資金を超えてしまいます。100株あたりの損失は約8200円なので、300株なら約2万5千円で、許容損失の3万円の内に収まります。損切り幅が広い日ほど株数は少なく、狭い日ほど多くなります。
型は出たが我慢する4銘柄
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 我慢する理由 |
|---|---|---|---|
| DM三井製糖(2109) | 3,840円 | +0.9% | 前回高値3,865の直下(抵抗) |
| 七十七銀行(8341) | 4,202円 | +2.8% | 前回高値4,211の直下(抵抗) |
| 百五銀行(8368) | 2,594円 | +0.8% | 前回高値2,615の直下(抵抗) |
| 四国電力(9507) | 2,182.5円 | +3.8% | 100MAから+30%と離れすぎ |
続いて、型に近いものの今日は我慢する銘柄です。4銘柄ありました。理由の一つ目は、前回の高値のすぐ下にいることです。DM三井製糖は3865円、七十七銀行は4211円、百五銀行は2615円の高値の直下にあり、押し返されやすい位置です。高値を終値で超えてから考える形です。二つ目は、100日線から離れすぎていることです。四国電力は今日3.8%上げ、100日線から30%上にあります。今日型が出た5銘柄のうち2銘柄が銀行株で、同じ業種に偏っています。上げた理由は分からないので、偏ったときは持つ数を絞るのがルールです。
空売りの型が揃った大型株15銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| マツダ(7261) | 1,112.5円 | 1,156.5円(+4.0%) | 1,068.5円 | 600株 |
| J.フロントリテイリング(3086) | 2,648円 | 2,722円(+2.8%) | 2,574円 | 300株 |
| デンソー(6902) | 1,850円 | 1,910.9円(+3.3%) | 1,789.1円 | 400株 |
| 川崎重工業(7012) | 2,364.5円 | 2,460.3円(+4.1%) | 2,268.7円 | 300株 |
| SUBARU(7270) | 2,550円 | 2,630.7円(+3.2%) | 2,469.3円 | 300株 |
| ZOZO(3092) | 1,076.5円 | 1,150.5円(+6.9%) | 1,002.5円 | 400株 |
| SGHD(9143) | 1,444円 | 1,487.1円(+3.0%) | 1,400.9円 | 600株 |
| GMOペイメントゲートウェイ(3769) | 8,541円 | 8,951.5円(+4.8%) | 8,130.5円 | 0株 |
続いて空売りの型です。100日線の下で戻りが5日線の山をつくり、陰線で5日線を割った銘柄を拾っています。今日は15銘柄が該当し、表には時価総額などで選んだ8銘柄を載せました。チャートで紹介するのはマツダとJ.フロントリテイリングです。SUBARUは週足では型が出ていますが、日足は100日線の上にあります。下の安値が近いのはZOZO、デンソー、SGHDで、直近安値まで損切り幅の0.2倍から0.4倍しかありません。損切り幅が一番大きいのはZOZOで6.9%です。GMOペイメントゲートウェイは100株でも損失が約4万1千円となり、許容損失の中では持てない計算です。
マツダ(7261)

マツダです。終値は1112.5円で、前の日より0.5%上げましたが、ローソク足は小さな陰線です。8月の終わりに1270円まで上げたあと、9月の初めに大きく下げて、1075円前後まで売られました。そこから1150円付近まで戻しましたが押し返され、5日線の山をつくりました。前の日の陰線で5日線を割り、今日も5日線の1122円と100日線の1131円の下にいます。20日線は1146円で下を向いています。損切りは1156.5円で、4.0%上です。損切り幅と同じだけ下は1068.5円で、直近安値の1068.4円とほぼ同じ水準です。株数は600株です。決算は11月5日です。
J.フロントリテイリング(3086)

J.フロントリテイリングです。終値は2648円で、前の日より0.5%下げました。6月の終わりに3500円を超えたあと、高値を切り下げながら下げ、9月には100日線を割り込みました。9月の半ばに2550円台まで下げたあと、2700円近くまで戻して5日線の山をつくり、陰線で5日線を割りました。今日の終値は5日線の2676円の下です。20日線の2697円は、100日線の2732円の下まで下がっています。損切りは2722円で、2.8%上です。損切り幅と同じだけ下は2574円、直近安値は2552.5円です。株数は資金の上限で300株です。決算は10月13日で、あと13日です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。まず地合いです。TOPIX連動ETFが20日線の426.3円の上を保ち、横ばいの20日線が上を向くかを確かめます。次に反発した銘柄です。日本航空は5日線の3047円の上を保てるか、直近高値の3155円に近づけるかが分かれ目です。損切りの2987円は、20日線の2991円とほぼ同じ位置にあります。我慢の銘柄は、七十七銀行が4211円、百五銀行が2615円、DM三井製糖が3865円の高値を、終値で超えるかを見ます。空売りの型は、5日線を陽線で上抜け直したら崩れる合図です。決算が近いのは、J.フロントの10月13日です。
まとめ
今日のまとめです。地合いは中立と判定しました。TOPIX連動ETFは20日線の上に戻しましたが、20日線は横ばいのままです。中立の日は、持つ株数を落とすか、見送ることも選べます。押し目から反発した銘柄は日本航空の1銘柄で、300株まで持てる計算です。ただし1日の値動きが小さめという注意点があります。我慢する銘柄は4銘柄で、このうち3銘柄は前回高値の直下です。空売りの型が出た銘柄は15銘柄ありましたが、空売りの型は過去の検証では負け越しています。最後に、型が揃うことと、実際に売買してよいことは別の話です。資金や損切りのルールは、それぞれご自身で決めてください。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年9月30日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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