・地合いは良い(TOPIX連動ETF 432.5円、20日線428円・100日線420円)
・監視68銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは10銘柄(オービック・パイロットコーポレーション・エス・エム・エス・ニッタ・住友精化・TAKARA&COMPANY・富士通・日本電気・コナミグループ・商船三井)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは5銘柄(パイロットコーポレーション 300株・エス・エム・エス 200株・住友精化 500株・TAKARA&COMPANY 100株・富士通 100株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが2銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は5銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの10月9日の終値は432.5円で、前の日の429.5円から3円上がりました。前の日に大きめの陰線で下げた分を、少し取り戻した形です。20日線は428円、100日線は420円で、終値はどちらの線よりも上にあります。20日線は9月の終わりに横ばいになりましたが、10月に入ってからまた上向きに戻っています。100日線は春からずっと右肩上がりです。100日線の上で、20日線も上向きなので、このシリーズのルールでは地合いは「良い」と判定します。ただ、直前の高値440円近くからは少し押した位置にあり、20日線を割らずに保てるかが次の分かれ目です。
押し目から反発した10銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| オービック(4684) | ◎ | 5,298円 | 4,958円(-6.4%) | 5,638円 | 0株 |
| パイロットコーポレーション(7846) | ◎ | 2,173.5円 | 2,078円(-4.4%) | 2,269円 | 300株 |
| エス・エム・エス(2175) | ◎ | 2,642円 | 2,533円(-4.1%) | 2,709〜2,751円 | 200株 |
| ニッタ(5186) | ◎ | 7,090円 | 6,570円(-7.3%) | 7,270〜7,610円 | 0株 |
| 住友精化(4008) | ◎ | 1,519円 | 1,463円(-3.7%) | 1,588〜1,575円 | 500株 |
| TAKARA&COMPANY(7921) | ◎ | 4,235円 | 4,050円(-4.4%) | 4,595〜4,420円 | 100株 |
| 富士通(6702) | ○ | 4,250円 | 3,993円(-6.0%) | 4,507円 | 100株 |
| 日本電気(6701) | ○ | 5,233円 | 4,874円(-6.9%) | 5,592円 | 0株 |
| コナミグループ(9766) | ○ | 23,120円 | 21,935円(-5.1%) | 24,305円 | 0株 |
| 商船三井(9104) | ○ | 7,301円 | 6,972円(-4.5%) | 7,509〜7,630円 | 0株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
続いて、押し目から反発した銘柄の表です。今日は10銘柄で型が揃いました。損切りは直近6営業日の安値に置き、利確の目安は直近の高値と、損切り幅と同じだけ上の値段の二つを並べています。資金100万円、許容損失3万円で株数を逆算すると、100株以上持てるのは、パイロットコーポレーション、エス・エム・エス、住友精化、TAKARA&COMPANY、富士通の5銘柄です。オービック、ニッタ、日本電気、コナミグループ、商船三井の5銘柄は、損切り幅が広く、100株でも損失が3万円を超えるため、ルールの上では持てません。資金の上限で頭打ちになった銘柄はありません。
オービック(4684)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 5,298円(前日比+2.4%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 4,958円(-6.4%・1株340円) |
| 直近の高値 | なし(高値更新中) |
| 1R/1.5R | 5,638円/5,808円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 0株(損切り幅からは88株) |
| 時価総額 | 約22,749億円 |
| 決算 | 決算2026-10-27(18日後) |
オービックです。終値は5,298円で、2.4%上げました。株価は100日線の4,433円より約20%上にあり、上昇トレンドの中にいます。9月の後半から20日線の近くまで押し、安値を切り上げる2番底の形を作ったあと、陽線を重ねて5日線の上に戻りました。今日は5日線の5,140円を大きく上回る陽線で、9月の高値も上に抜けています。損切りは4,958円で、1株あたりの損失は340円、率にして6.4%です。損切り幅と同じだけ上は5,638円です。株数は88株分しか取れず、100株では損失が3万4,000円になるので、ルールの上では持てません。時価総額は約2兆2,700億円、決算は10月27日で18日後です。
パイロットコーポレーション(7846)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 2,173.5円(前日比+1.9%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 2,078円(-4.4%・1株95.5円) |
| 直近の高値 | なし(高値更新中) |
| 1R/1.5R | 2,269円/2,316.8円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 300株(損切り幅からは314株) |
| 時価総額 | 約2,282億円 |
| 決算 | 決算2026-11-09(31日後) |
パイロットコーポレーションです。終値は2,173.5円で、1.9%上げました。100日線の1,849円より約18%上で、6月から右肩上がりが続いています。9月の終わりから20日線の2,109円近くまで押し、安値を切り上げる2番底を作ったあと、今日の陽線で5日線の2,134円を上抜けました。損切りは2,078円で、1株あたり95.5円、率にして4.4%です。損切り幅と同じだけ上は2,269円です。株数は314株分の計算で、100株単位にすると300株、使うお金は約65万円です。注意点は、1日の値動きが1.8%と、条件の2%から5%に少し届かないことです。時価総額は約2,280億円、決算は11月9日で31日後です。
エス・エム・エス(2175)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 2,642円(前日比+2.6%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 2,533円(-4.1%・1株109円) |
| 直近の高値 | 2,709円(0.6R) |
| 1R/1.5R | 2,751円/2,805.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 200株(損切り幅からは275株) |
| 時価総額 | 約2,169億円 |
| 決算 | 決算2026-10-29(20日後) |
エス・エム・エスです。終値は2,642円で、2.6%上げました。100日線の2,307円より約15%上にあります。9月中旬に直近高値の2,709円をつけたあと、20日線の2,630円あたりまで押しました。昨日は下ひげの長い足で踏みとどまり、今日は陽線で5日線と20日線の上に戻っています。いったん下がってから向きを戻す、ターンバックと呼ぶ形です。損切りは2,533円で、1株あたり109円、率で4.1%です。株数は200株、使うお金は約53万円です。気をつけたいのは、直近高値の2,709円まで、損切り幅の0.6倍しか余地がないことです。決算は10月29日で20日後です。
ニッタ(5186)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 7,090円(前日比+2.3%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 6,570円(-7.3%・1株520円) |
| 直近の高値 | 7,270円(0.3R) |
| 1R/1.5R | 7,610円/7,870円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 0株(損切り幅からは57株) |
| 時価総額 | 約1,945億円 |
| 決算 | 決算2026-11-06(28日後) |
ニッタです。終値は7,090円で、2.3%上げました。100日線の6,396円より約11%上です。9月中旬に20日線の近くまで押して安値を切り上げ、10月に入って大きめの陽線で5日線の上に出ました。今日も陽線で、5日線の7,000円の上を保っています。損切りは6,570円で、1株あたり520円、率で7.3%と広めです。株数は57株分しか取れず、100株だと損失が5万2,000円になるので、ルールの上では持てません。また直近高値の7,270円までは、損切り幅の0.3倍しか余地がありません。出来高も1日5万株と、条件の30万株に届いていません。決算は11月6日で28日後です。
住友精化(4008)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,519円(前日比+2.6%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,463円(-3.7%・1株56円) |
| 直近の高値 | 1,588円(1.2R) |
| 1R/1.5R | 1,575円/1,603円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 500株(損切り幅からは535株) |
| 時価総額 | 約973億円 |
| 決算 | nan |
住友精化です。終値は1,519円で、2.6%上げました。100日線の1,374円より約11%上にあります。8月に大きな陽線で急伸したあと、9月中旬に1,400円近くまで押し、そこから戻して20日線の1,469円の上で横ばいが続いていました。今日は陽線で5日線の1,503円を上抜けています。損切りは1,463円で、1株あたり56円、率で3.7%と狭めです。株数は500株、使うお金は約76万円です。直近高値の1,588円までは、損切り幅の1.2倍の余地があります。注意点は、出来高が1日16万株と少なく、値動きも1.8%と条件より小さいことです。決算の日付は、今回のデータには入っていません。
TAKARA&COMPANY(7921)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 4,235円(前日比+1.2%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 4,050円(-4.4%・1株185円) |
| 直近の高値 | 4,595円(1.9R) |
| 1R/1.5R | 4,420円/4,512.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 100株(損切り幅からは162株) |
| 時価総額 | 約547億円 |
| 決算 | nan |
TAKARA&COMPANYです。終値は4,235円で、1.2%上げました。100日線の3,805円より約11%上です。7月に急伸したあと、8月から9月にかけて4,000円近くまで押し、20日線と60日線のあたりで横ばいを続けてきました。今日は陽線で5日線の4,172円を上抜け、横に並んだ高値も上に抜ける、横並び上抜けの形です。損切りは4,050円で、1株あたり185円、率で4.4%です。株数は100株、使うお金は約42万円です。直近高値の4,595円までは、損切り幅の約1.9倍の余地があります。ただし出来高は1日3万株と、条件の30万株を大きく下回ります。
株数の決め方
ここで株数の逆算をまとめます。許容損失3万円を、1株あたりの損失幅で割ります。パイロットコーポレーションは95.5円なので314株、100株単位で300株です。エス・エム・エスは109円で275株、200株です。住友精化は56円で535株、500株です。TAKARA&COMPANYは185円で162株、100株です。富士通は257円で116株、100株です。一方、オービックは340円で88株、日本電気は359円で83株、商船三井は329円で91株と、いずれも100株に届きません。ニッタは57株、コナミグループは1株あたり1,185円で25株です。資金100万円の上限で株数が削られた銘柄は、今日はありません。
型は出たが我慢する2銘柄
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 我慢する理由 |
|---|---|---|---|
| ADEKA(4401) | 4,895円 | +1.8% | 前回高値4,918の直下(抵抗) |
| エン(4849) | 1,838円 | +3.6% | 100MAから+32%と離れすぎ |
次は、強い動きでも今日は我慢する銘柄です。今日は2銘柄です。ADEKAは終値4,895円で1.8%上げましたが、前回の高値4,918円のすぐ下にいます。上には売りが出やすい節目があるので、高値を上に抜けて定着するかを待ちます。エンは3.6%上げて1,838円ですが、100日線から32%も上に離れています。離れすぎた位置からは、押した時の下げも大きくなりやすいので、20日線あたりまで押して型が揃い直すのを待つ形です。どちらも上昇トレンドは保っているので、監視は続けます。型が揃うまで待つことも、ルールの一部です。
空売りの型が揃った大型株5銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| 三井物産(8031) | 4,775円 | 4,991円(+4.5%) | 4,559円 | 100株 |
| 鹿島建設(1812) | 4,735円 | 4,943円(+4.4%) | 4,527円 | 100株 |
| 横浜FG(7186) | 1,811.5円 | 1,941.5円(+7.2%) | 1,681.5円 | 200株 |
| 大日本印刷(7912) | 2,930円 | 3,065円(+4.6%) | 2,795円 | 200株 |
| 高砂熱学工業(1969) | 4,370円 | 4,737円(+8.4%) | 4,003円 | 0株 |
続いて空売りの型の表です。100日線の下で、戻りで5日線が山を作り、陰線で5日線を割った銘柄で、今日は5銘柄です。損切りは直近の戻り高値、利益の目安は直近安値と、損切り幅と同じだけ下の値段です。三井物産は直近安値の4,559円が、ちょうど損切り幅と同じだけ下の位置と重なります。鹿島建設は直近安値まで0.3倍、横浜FGは0.5倍、大日本印刷は0.7倍と、下の安値が近く利幅が取りにくい形です。高砂熱学工業は損切り幅が8.4%と広く、100株でも損失が3万円を超えます。どの銘柄も、週足が5週線の下にあるなど、注意点を抱えています。
三井物産(8031)

三井物産です。終値は4,775円で、0.2%上げました。100日線は4,930円で、下向きになっています。9月に5,100円台まで戻したところで5日線が山を作り、その後は陰線が続いて、5日線と20日線、100日線を下に割りました。直近2日は窓を開けて、4,800円を下回る位置にいます。損切りは4,991円で、1株あたり216円、率で4.5%です。損切り幅と同じだけ下は4,559円で、直近安値の4,559円と同じ値段です。株数は138株分の計算で、100株です。注意点は、週足が5週線の下にあることと、1番底からのV字の反発中と判定されていることです。決算は11月4日で26日後です。
鹿島建設(1812)

鹿島建設です。終値は4,735円で、0.5%下げました。100日線は5,343円で、7月からずっと下向きです。8月に大きく下げたあと、4,700円台から5,000円近くまで戻し、9月に5日線が山を作りました。そこから陰線が続き、5日線の4,789円と20日線の4,870円を下に割っています。損切りは4,943円で、1株あたり208円、率で4.4%です。損切り幅と同じだけ下は4,527円ですが、その手前の4,670円に直近安値があり、そこまでは損切り幅の0.3倍しかありません。株数は144株分の計算で100株です。決算は11月11日で33日後です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日、連休明けの13日に見る点です。まず、今日反発した10銘柄が、5日線の上を保てるかです。陰線で5日線を割れば、型は崩れたと見ます。エス・エム・エスは直近高値の2,709円、ニッタは7,270円が近く、そこを越えられるかが焦点です。我慢の銘柄では、ADEKAが4,918円を上に抜けて定着するか、エンが20日線まで押すかを見ます。空売りの型は、陽線で5日線を上に戻せば崩れる合図です。地合いはTOPIX連動ETFが20日線の428円を保てるかが分かれ目です。決算はオービックが10月27日、日本電気が28日、富士通とコナミグループ、エス・エム・エスが29日と近づいています。
まとめ
まとめです。10月9日の地合いは、TOPIX連動ETFが100日線の上で20日線も上向きなので「良い」です。監視している68銘柄のうち、押し目から反発した型が揃ったのは10銘柄で、資金100万円と許容損失3万円の条件で100株以上持てるのは5銘柄でした。強いけれど我慢する銘柄は2つ、空売りの型が出た銘柄は5つです。ただ、空売りの型は過去の検証では負け越しているので、参考として見るにとどめています。型が揃うことと、実際に売買してよいことは別の話です。出来高や決算までの日数、上の余地も合わせて確かめてください。それでは、また次回。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年10月9日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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