・地合いは中立(TOPIX連動ETF 425.4円、20日線426円・100日線417円)
・監視68銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは1銘柄(壱番屋)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは1銘柄(壱番屋 600株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが0銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は75銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの終値は425.4円で、前の日の428.2円から2.8円下げました。100日線の417.2円は上回っていますが、20日線の426.4円をわずかに割り込みました。20日線は9月の半ばに一度下を向き、その後は426円前後で横ばいが続いています。100日線は春からずっと右肩上がりです。大きな流れは上向きのままですが、短い流れは足踏みしている形です。このため今日の地合いは中立と判定します。中立の日は、持つ株数を落とすか、見送ることも選べる地合いです。終値と20日線の差は1円足らずなので、明日20日線の上に戻れるかを最初に確かめます。
押し目から反発した1銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 壱番屋(7630)★ | ◎ | 1,118円 | 1,069円(-4.4%) | 1,191〜1,167円 | 600株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
続いて、押し目から反発した銘柄の表です。監視している68銘柄のうち、今日型が揃ったのは壱番屋の1銘柄だけでした。表の損切りは、直近6営業日の安値です。利確の目安は二つあり、ひとつは直近の高値、もうひとつは損切り幅と同じだけ上の値段です。株数は資金100万円、許容損失3万円から逆算しています。壱番屋は600株まで持てる計算で、資金の上限にも届いていません。ただし壱番屋は、10月5日に決算を控えています。決算の前後1週間に入っているため、型が揃っていても見送るのがルールです。今日は実際に持てる銘柄がない日、ということになります。
壱番屋(7630)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,118円(前日比+1.1%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,069円(-4.4%・1株49円) |
| 直近の高値 | 1,191円(1.5R) |
| 1R/1.5R | 1,167円/1,191.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 600株(損切り幅からは612株) |
| 時価総額 | 約1,784億円 |
| 決算 | ★決算2026-10-05まで6日→前後1週間はノーポジ |
壱番屋です。終値は1118円で、前の日より1.1%上げました。9月の初めに大きく窓を開けて上げたあと、1100円前後で横ばいが続き、上がってきた20日線の1085円に近づくまで押しました。安値は切り上がっていて、2番底を確かめた形です。今日は陽線で5日線の1098円を上抜けましたが、1160円近くまで上げたあと押し戻され、長い上ひげが残りました。100日線からは20%上にあります。損切りは1069円で、1株あたり49円です。直近高値の1191円までは、損切り幅の1.5倍の余地です。株数は600株、金額は約67万円、時価総額は約1784億円です。決算前後1週間なので見送ります。
株数の決め方
株数の逆算をまとめます。考え方は、許容損失の3万円を、1株あたりの損切り幅で割るだけです。壱番屋は終値が1118円、損切りが1069円なので、1株あたりの損切り幅は49円です。3万円を49円で割ると612株になります。これを100株単位に切り下げて600株です。金額は約67万円で、資金の100万円の内に収まります。100株あたりの損失は4900円なので、600株なら約2万9千円で、許容損失の3万円に届かない計算です。損切り幅が広い日ほど株数は少なくなり、狭い日ほど多くなります。ただし今日は決算前後1週間のため、この株数も確認のための計算にとどめます。
空売りの型が揃った大型株75銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| アサヒグループHD(2502) | 1,582円 | 1,645円(+4.0%) | 1,519円 | 400株 |
| J.フロントリテイリング(3086) | 2,660.5円 | 2,746.5円(+3.2%) | 2,574.5円 | 300株 |
| トヨタ自動車(7203) | 2,881.5円 | 2,999.9円(+4.1%) | 2,763.1円 | 200株 |
| 三井物産(8031) | 4,829円 | 5,191.6円(+7.5%) | 4,466.4円 | 0株 |
| 三菱電機(6503) | 5,131円 | 5,282.4円(+3.0%) | 4,979.6円 | 100株 |
| デンソー(6902) | 1,847円 | 1,910.9円(+3.5%) | 1,783.1円 | 400株 |
| セブン&アイ・HD(3382) | 1,977.5円 | 2,063.5円(+4.3%) | 1,891.5円 | 300株 |
| 三井不動産(8801) | 1,453円 | 1,498.7円(+3.1%) | 1,407.3円 | 600株 |
続いて空売りの型です。100日線の下で戻りが5日線の山をつくり、陰線で5日線を割った銘柄を拾っています。今日は75銘柄が該当し、表には時価総額の大きい順に8銘柄を載せました。前の日の24銘柄から大きく増え、下げた銘柄が多かった日です。セブン&アイ・ホールディングスは、週足では型が出ていますが、日足は100日線の上にあります。下の安値が近いのはデンソーと三井不動産で、直近安値まで損切り幅の0.4倍と0.6倍しかありません。損切り幅が一番大きいのは三井物産で7.5%あり、許容損失の中では100株も持てない計算です。
アサヒグループHD(2502)

アサヒグループホールディングスです。終値は1582円で、前の日より0.9%下げました。7月の終わりに1750円を超えたあと、高値を切り下げながら下げています。9月の半ばに1600円を割ったあと戻りましたが、1640円台で押し返され、5日線の山をつくりました。今日の陰線で5日線の1602円を割り、終値は100日線の1585円のすぐ下にあります。損切りは1645円で、4.0%上です。損切り幅と同じだけ下は1519円、直近安値は1508円です。株数は400株です。ただし1番底からの反発の途中という注意点があります。決算は11月13日です。
J.フロントリテイリング(3086)

J.フロントリテイリングです。終値は2660.5円で、前の日より0.9%下げました。6月の終わりに3500円を超えたあと、高値を切り下げながら下げ、9月には100日線を割り込みました。9月の半ばに2550円台まで下げたあと、2700円前後まで戻して5日線の山をつくり、今日の陰線で5日線の2679円を割りました。20日線は100日線の2728円の下まで下がってきています。損切りは2746.5円で、3.2%上です。損切り幅と同じだけ下は2574.5円、直近安値は2552.5円です。株数は300株です。週足が5週線の下にあります。決算は10月13日で、あと14日です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。まず地合いです。TOPIX連動ETFが20日線の426.4円の上に戻れるかを確かめます。戻れなければ中立が続き、100日線の417.2円までの距離も見ておきます。次に反発した銘柄です。壱番屋は5日線の1098円の上を保てるか、今日の上ひげの1160円付近を超えられるかが分かれ目です。ただし10月5日の決算が近いので、形の確認だけにとどめます。空売りの型は、5日線を陽線で上抜け直したら崩れる合図です。アサヒは100日線の1585円に戻るかどうかも見ます。決算が近いのは、セブン&アイの10月8日と、J.フロントの10月13日です。
まとめ
今日のまとめです。地合いは中立と判定しました。TOPIX連動ETFは100日線の上にありますが、20日線をわずかに割り込み、20日線も横ばいです。押し目から反発した銘柄は壱番屋の1銘柄で、600株まで持てる計算です。ただし決算前後1週間に入るため見送りで、今日は実際に持てる銘柄がない日です。我慢する銘柄はありませんでした。空売りの型が出た銘柄は75銘柄と大きく増えましたが、空売りの型は過去の検証では負け越しています。最後に、型が揃うことと、実際に売買してよいことは別の話です。資金や損切りのルールは、それぞれご自身で決めてください。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年9月29日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

コメント