・地合いは悪い(TOPIX連動ETF 413.0円、20日線425円・100日線422円)
・監視62銘柄のうち、押し目から反発して買いの型が揃ったのは5銘柄(ショーボンドHD・バンダイナムコHD・吉野家HD・ジェイエイシーリクルートメント・コメダHD)
・資金100万円・許容損失3%(30,000円)で100株以上持てるのは3銘柄(ショーボンドHD 700株・ジェイエイシーリクルートメント 600株・コメダHD 300株)
・型は出たが不安要素で我慢するのが2銘柄
・東証プライム全銘柄から、空売りの型が揃った大型株は9銘柄(過去5年の検証では空売りの型は負け越し)
数日から数週間の値動きをねらうスイングトレードで、移動平均線とローソク足だけを使って「型が揃ったかどうか」を毎日確かめている記録です。特定の銘柄の売買をすすめるものではありません。
動画でも解説しています
使う物差しと買いの型

移動平均線(5日・20日・60日・100日)とローソク足だけを使います。①100日線の上にあり、②いったん20日線の近くまで押し、③陽線で5日線を上抜けたら「買いの型が揃った」とします(20日線まで押したものが◎、浅いものが○)。すぐ上に前回の高値がある、100日線から25%以上離れているなど、不安要素が1つでもあれば「△」として我慢します。損切りは直近6営業日の安値、利確の目安は直近の高値と「1R」(損切り幅と同じだけ上)。株数は資金100万円・許容損失3%=30,000円から逆算し、資金に収まる分までに抑えています。
地合い:TOPIX連動ETF

まず地合いです。TOPIX連動ETFの終値は413円で、前の日の416.4円から3.4円下げました。20日線は425.5円、100日線は422.3円で、終値はその両方の下にあります。チャートを見ると、20日線は10月半ばから下を向き始め、今日も下げ幅を広げています。10月下旬に100日線を割り込んでから、戻しても100日線に届かない形が続いています。100日線の下は「海の中」と呼ぶ地合いの悪い状態です。そのため今日は、個別の銘柄で型が揃っていても、新しい買いは見送るのがルールです。ここから先の銘柄の紹介は、型の記録として聞いてください。
押し目から反発した5銘柄
| 銘柄 | 判定 | 終値 | 損切り | 利確の目安 | 株数 |
|---|---|---|---|---|---|
| ショーボンドHD(1414) | ◎ | 1,271円 | 1,238円(-2.6%) | 1,319.5〜1,304円 | 700株 |
| バンダイナムコHD(7832) | ○ | 6,208円 | 5,776円(-7.0%) | 6,528〜6,640円 | 0株 |
| 吉野家HD(9861) | ○ | 4,540円 | 4,225円(-6.9%) | 4,855円 | 0株 |
| ジェイエイシーリクルートメント(2124) | ○ | 1,104円 | 1,058円(-4.2%) | 1,141〜1,150円 | 600株 |
| コメダHD(3543) | ○ | 2,974円 | 2,906円(-2.3%) | 3,030〜3,042円 | 300株 |
★は決算発表の前後1週間(型が揃っても見送るのがルール)。
次に、押し目から反発した5銘柄の表です。損切りは直近6営業日の安値に置きます。利確の目安は直近高値と、損切り幅と同じだけ上の値段の二つです。株数は資金100万円、許容損失3万円から逆算しています。100株以上持てるのは、ショーボンドHD、ジェイエイシーリクルートメント、コメダHDの3銘柄です。バンダイナムコHDと吉野家HDは、損切り幅がどちらも約7%と広く、100株で損失が3万円を超えるため0株になります。ショーボンドHDとコメダHDは、損切り幅からの株数より資金の上限が先に来ます。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
ショーボンドHD(1414)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,271円(前日比+1.7%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,238円(-2.6%・1株33円) |
| 直近の高値 | 1,319.5円(1.5R) |
| 1R/1.5R | 1,304円/1,320.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 700株(損切り幅からは909株) |
| 時価総額 | 約2,549億円 |
| 決算 | 決算2026-11-10(8日後) |
ショーボンドHDです。終値は1,271円で、今日は1.7%の陽線でした。10月半ばに1,200円近くまで下げてから戻し、20日線の1,234円を支えに押し目を作りました。今日の陽線で5日線の1,258円と100日線の1,260円をまとめて上抜け、安値を切り上げた2番底の形です。損切りは1,238円で、1株33円、2.6%の幅です。直近高値の1,319.5円までは損切り幅の約1.5倍の余地があります。株数は700株で、資金の上限で頭打ちです。ただし1日の値動きが1.1%と小さめです。決算は11月10日で8日後です。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
バンダイナムコHD(7832)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 6,208円(前日比-0.0%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 5,776円(-7.0%・1株432円) |
| 直近の高値 | 6,528円(0.7R) |
| 1R/1.5R | 6,640円/6,856円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 0株(損切り幅からは69株) |
| 時価総額 | 約39,816億円 |
| 決算 | 決算2026-11-10(8日後) |
バンダイナムコHDです。終値は6,208円で、前の日とほぼ同じでした。100日線の4,981円から25%ほど上にあり、強い上昇が続いた銘柄です。10月下旬の高値6,528円から押し、一時は5,800円近くまで下げました。そこから前の日に5日線を取り戻し、今日もその上を保ったので、翌日確認が済んだ形です。損切りは5,776円で、1株432円、約7%の幅です。直近高値までは損切り幅の0.7倍しかありません。100株でも損失が4万3,200円となり、3万円を超えるので0株です。決算は11月10日で8日後です。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
吉野家HD(9861)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 4,540円(前日比+0.8%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 4,225円(-6.9%・1株315円) |
| 直近の高値 | なし(高値更新中) |
| 1R/1.5R | 4,855円/5,012.5円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 0株(損切り幅からは95株) |
| 時価総額 | 約2,909億円 |
| 決算 | 決算2027-01-07(66日後) |
吉野家HDです。終値は4,540円で、0.8%上げました。10月に3,700円台から一気に上げ、4,400円前後で横ばいの押しを作りました。前の日に陽線で5日線を取り戻し、今日もその上を保って、翌日確認が済んだ形です。100日線の3,670円からは24%ほど上で、離れ気味です。損切りは4,225円で、1株315円、約7%の幅です。チャートの範囲に上の高値はなく、損切り幅と同じだけ上は4,855円です。100株で損失が3万1,500円となり、3万円をわずかに超えるので0株です。決算は1月7日で先です。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
ジェイエイシーリクルートメント(2124)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 1,104円(前日比+0.7%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 1,058円(-4.2%・1株46円) |
| 直近の高値 | 1,141円(0.8R) |
| 1R/1.5R | 1,150円/1,173円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 600株(損切り幅からは652株) |
| 時価総額 | 約1,755億円 |
| 決算 | 決算2026-11-13(11日後) |
ジェイエイシーリクルートメントです。終値は1,104円で、0.7%上げました。100日線の967円の上で、きれいな上昇が続いています。10月下旬の高値1,141円から押し、20日線の1,089円付近まで下げました。前の日に5日線を取り戻し、今日もその上を保って、翌日確認が済んだ形です。損切りは1,058円で、1株46円、4.2%の幅です。直近高値の1,141円までは損切り幅の0.8倍で、上の余地はやや小さめです。株数は600株です。決算は11月13日で11日後なので、近づいたら外す目安になります。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
コメダHD(3543)

| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 終値 | 2,974円(前日比+0.4%) |
| 損切り(直近6営業日の安値) | 2,906円(-2.3%・1株68円) |
| 直近の高値 | 3,030円(0.8R) |
| 1R/1.5R | 3,042円/3,076円 |
| 株数(資金100万円・許容損失30,000円) | 300株(損切り幅からは441株) |
| 時価総額 | 約1,353億円 |
| 決算 | 前回決算2026-10-14(次回予定は未取得。株探で確認) |
コメダHDです。終値は2,974円で、0.4%上げました。10月半ばに100日線の2,836円の上へ戻り、高値3,030円をつけてから押しました。20日線の上で下げ止まり、5日線を取り戻した翌日も上を保った形です。損切りは2,906円で、1株68円、2.3%の幅です。直近高値までは損切り幅の0.8倍です。株数は資金の上限で300株です。注意点が二つあります。出来高が24万株と30万株に届かず、1日の値動きも1.3%と小さめです。前回の決算は10月14日で、次の予定は株探で確かめる必要があります。地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。
株数の決め方
株数の逆算です。許容損失の3万円を、1株あたりの損失幅で割ります。ショーボンドHDは1株33円なので909株ですが、資金100万円の上限で700株になります。バンダイナムコHDは1株432円で69株、吉野家HDは1株315円で95株です。どちらも100株に届かないので0株です。ジェイエイシーリクルートメントは1株46円で652株となり、100株単位で600株です。コメダHDは1株68円で441株ですが、資金の上限で300株になります。損切り幅が広い銘柄ほど、持てる株数は少なくなります。株数を先に決めず、損切りの位置から逆算するのが大事な点です。
型は出たが我慢する2銘柄
| 銘柄 | 終値 | 前日比 | 我慢する理由 |
|---|---|---|---|
| エービーシー・マート(2670) | 3,083円 | +1.0% | 前回高値3,117の直下(抵抗) |
| 小林製薬(4967) | 7,173円 | +1.2% | V字(1番底の反発中)・週足が5週MAの下 |
続いて、我慢する2銘柄です。エービーシー・マートは終値3,083円で、1.0%上げました。ただ、前回の高値3,117円のすぐ下にあり、この高値が上値の抵抗になりやすい位置です。高値をはっきり上抜けるまで待つ形です。小林製薬は終値7,173円で、1.2%上げました。こちらは1番底からの反発の途中で、V字の形です。2番底で安値を切り上げるのを待ちます。また週足が5週線の下にあり、週足の形もまだ整っていません。どちらも100日線の上にはありますが、型が揃うまで待つ銘柄です。地合いが100日線の下にある間は、なおさら急がないのがルールです。
空売りの型が揃った大型株9銘柄

空売りは証券会社から株を借りて売り、値下がりしたところで買い戻す取引です(信用取引の口座が必要)。型は買いの裏返しで、①100日線の下、②下げの途中で一時的に戻して5日線が山を作る、③その山から陰線で5日線を割る、の3つ。時価総額5,000億円以上・出来高30万株以上に限り、東証プライム全銘柄から探しています。株数は売る金額が100万円に収まる分まで。空売りできるか(貸借銘柄か)は証券会社の画面で確かめてください。
| 銘柄 | 終値 | 損切り(直近高値) | 1R | 株数 |
|---|---|---|---|---|
| 旭化成(3407) | 1,579.5円 | 1,632.5円(+3.4%) | 1,526.5円 | 500株 |
| 任天堂(7974) | 8,149円 | 8,668円(+6.4%) | 7,630円 | 0株 |
| 大成建設(1801) | 11,095円 | 11,700円(+5.5%) | 10,490円 | 0株 |
| 高砂熱学工業(1969) | 3,932円 | 4,229円(+7.6%) | 3,635円 | 100株 |
| 中部電力(9502) | 2,483円 | 2,720.5円(+9.6%) | 2,245.5円 | 100株 |
| ZOZO(3092) | 1,132円 | 1,275.5円(+12.7%) | 988.5円 | 200株 |
| 関電工(1942) | 4,594円 | 5,382円(+17.2%) | 3,806円 | 0株 |
| 富士通(6702) | 3,514円 | 4,583円(+30.4%) | 2,445円 | 0株 |
ここからは空売りの型です。100日線の下で、5日線の山から陰線で5日線を割った銘柄を拾っています。今日は9銘柄ありました。損切りは直近の戻り高値に置きます。旭化成は5日線の山からの割り込みがはっきりしていて、下の直近安値まで損切り幅の1.5倍の余地があります。任天堂も直近安値まで1.4倍の余地があります。一方で大成建設、高砂熱学工業、中部電力、関電工、富士通は、すぐ下に直近安値があり利幅が足りません。中部電力、ZOZO、関電工、富士通は損切り幅も広めです。決算前後1週間に当たる銘柄も多く、型が揃っても見送る銘柄がほとんどです。
旭化成(3407)

旭化成です。終値は1,579.5円で、1.6%下げました。100日線の1,697円の下にあり、100日線も下を向いています。10月は1,600円前後で横ばいが続き、5日線が小さな山を作りました。今日の陰線で5日線と20日線を割り込みました。損切りは1,632.5円で、3.4%の幅です。損切り幅と同じだけ下は1,526.5円、直近安値は1,497.7円で、損切り幅の1.5倍の余地があります。株数は500株です。ただし決算が11月5日で3日後です。型が揃っていても決算前後1週間なので見送ります。週足も5週線の下にあり、下向きの形がそろっています。
任天堂(7974)

任天堂です。終値は8,149円で、1.7%下げました。日足は100日線の7,893円の上ですが、週足では100日線の下にある銘柄です。10月下旬に8,800円台まで戻して5日線が山を作り、そこから下げに転じました。今日の陰線で5日線と20日線を割り込んでいます。損切りは8,668円で、6.4%の幅です。直近安値の7,403円までは損切り幅の1.4倍の余地があります。ただ100株でも損失が5万1,900円となり、3万円を超えるので0株です。決算が11月5日で3日後です。型が揃っていても決算前後1週間なので見送ります。日足の100日線が下の支えになる点にも注意です。
過去5年の検証

2021年9月〜2026年9月、東証プライム1,556銘柄で型どおりに機械的に売買すると、買いの型は11,450回で勝率39.3%、1回平均+0.13%、プロフィットファクター1.09。損切りか1.5Rまで持つとPFは1.32。空売りの型はPF0.75で負け越しでした(手数料・金利を含まない自前の検証)。
次の営業日の見方
次の営業日に見る点です。一つ目は地合いです。TOPIX連動ETFが100日線の422.3円を取り戻せるか、20日線の下向きが和らぐかを見ます。二つ目は反発した5銘柄が5日線の上を保てるかです。ショーボンドHDは直近高値の1,319.5円、ジェイエイシーリクルートメントは1,141円、コメダHDは3,030円が焦点です。三つ目は我慢の銘柄で、エービーシー・マートが3,117円を上抜けるかを見ます。四つ目は空売りの型で、旭化成と任天堂が5日線の上に戻ると型が崩れます。決算はショーボンドHDとバンダイナムコHDが10日、ジェイエイシーリクルートメントが13日です。
まとめ
今日のまとめです。地合いは悪く、TOPIX連動ETFは20日線と100日線の両方の下にあります。押し目から反発した銘柄は5つで、そのうち100株以上持てるのは3銘柄でした。ただ、地合いが100日線の下なので、新しい買いは見送るのがルールです。我慢の銘柄は2つ、空売りの型は9銘柄でした。空売りの型はこれまでの検証では負け越しているので、記録として見ています。型が揃った銘柄は、手仕舞いまで毎日追いかけて結果を残しています。型が揃うことと、売買してよいことは別です。地合い、決算、損切りの幅を合わせて確かめることが大切です。また明日お会いしましょう。
データ:株価は株探・Yahoo!ファイナンス(2026年11月2日終値)。判定と検証は移動平均線とローソク足による機械的なもので、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。将来の株価を保証するものでもありません。投資の判断はご自身の責任でお願いします。

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