日経平均の月別のアノマリーについて

分析

S&P500の月別のアノマリーは結構いろいろなサイトで紹介されていますが、日経平均は同じ傾向なのか?について少し調べてみました。

月別の騰落率

  • 以下は日経平均の月間騰落率のチャート(1951年~)
  • 2000年~の月間騰落チャート
  • 年間騰落率と月別データのまとめ

月別の騰落状況と騰落回数(2000年~

下記(↓)は平均騰落率と2000年からの24年間の騰落回数、騰落率としては11月の2.38%、最下位は1月のー1.38%、発生回数が一番高いのは11月の17回で70%、最下位は7月の9回の37%という傾向がある。

国内・国外の売買状況

こちらは日経の投資主体別売買動向のグラフ、9/20週も約5000円億円の売り越しで、5週連続での下落、合わせて3兆5000臆円の下落となっている。例年9月は外国勢が大幅に売り越し、10月に買い戻すといわれてる。

9月、10月は外国勢の買いの傾向が変わる、これは配当金の2重課税回避といわれているが、少し詳細に分析してみました。2014年からの10年ほどの、海外、個人、投資信託、信託銀行、証券自己を月単位で箱ひげ図にした図が以下です。

これを見ると海外勢は9月に売って、10月に買い越している、同様に3月に売って4月に買う。

同じく個人の傾向が以下(↓)こちらは11月に大きく売り越している。

↓が投資信託は4月は大きな動きはないが9月に大きく売られて10月に買われている

最後は証券自己の傾向、こちらは3月、9月に買い越し、4月、10月には売っている。これは権利確定分の支払いのためだと思われる

コメント

タイトルとURLをコピーしました